エレキギターの総合情報サイト
エレキギターは金属の部品によって、電気的な信号をアンプに送り出して音を出しています。長期間使っていなかったり、逆に長年使い続けてきたりすると、部品の接点部分が汚れてきたり経年劣化によって酸化したりします。その際、音が出なかったり、ガリを生じることがあります。こんな時、接点復活剤を吹きかけてこすってやると、回復が見込めることがあります。
完全に音が出ないケースだと、どこに原因があるのかはっきりとせず困りますよね。大体の場合はどこかで線が切れていたりするのですが、ジャック部分を少し揺らしてやったり、くるくる回してやったりすると、一瞬だけ音が出たりすることがあります。こういう場合は接点復活剤で回復できることもあります。
とはいえ、完全に音が出ないケースだと、断線の可能性がわりと高く、その場合部品の交換やそのものの修繕が必要。半田ごてを使って自分で直すことも出来ますが、自信がなければリペアショップに持ち込みましょう。
シールドやエフェクター、ギターのジャックなどのガリ
“ガリ”というのは、演奏中やセッティング時に「ガリガリッ」となる雑音のこと。こちらも接触不良から起きているケースがほとんどで、信号自体がかろうじて行き来できているものの、安定していない時に起きます。金属の接触部分の劣化、酸化などが原因で、ジャックの接続部や、アンプやエフェクターのつまみ(ボリュームポット)が特に怪しいポイントです。つまみを回したときにバリバリっと鳴るケースでは確実に後者です。 このケースでは接点復活剤で治る見込みが高いです。
シールドの先端のジャック部分に原因がある場合、そこに振りかけて布などでこすってやると、導通が改善されます。原因がジャック部分にある場合に有効です。
いずれもシールドを受ける側です。穴の内部の接点部を狙って吹きかけて、ジャックの抜き差しを繰り返します。可能であれば一旦その部分だけ分解しても良いでしょう。ギターのジャックなどはほとんどの場合ネジ2~4本で外せます。
大体のガリの原因はシールドそのものよりも、受ける側にあることが多く、これによってその部分の導通を改善します。これで一向に治らなければ、ジャック部分で断線しかかっていることが考えられます。
アンプ、エフェクターのつまみ、あるいはギターのボリュームやトーンでガリが出る場合には、その根元に軽く吹きかけて、つまみをくるくると何回か回してみましょう。バックのふたを取って、ボリュームポットの裏側の隙間から内部に直接噴射できると、より効果は高いです。ちなみに、つまみに使われているポットはずっと回さずに放置しておくとガリが出やすくなります。
吹きかけるように作られている製品がほとんど。シールドのジャックなどにはティッシュなどに掛けて塗布、綿棒に付けて塗布という方法で使う方もいます。金属部以外には当てない方が無難なので、そこが気になるようなら塗布したほうが良いでしょう。
基本的には同じ性能ですが、カテゴリとしてはいくつかに分かれます。
楽器店で売っているものは大半これにあたります。楽器用とは言え、一番下にある汎用ものと全く同じでありながら、楽器に特化したメーカーが出しているだけというケースがほとんど。中には高級オーディオ用と同等の製品もありますので、ひとくちに楽器用といっても様々です。
接点復活剤の定番。楽器店に行って真っ先に目に入るのがこれです。ギターに使うならば十分な品質で、定番だけあって安心して使えます。
高域の歪みを減少させ、音のエネルギーを増加させる、楽器用の接点復活剤。金属接点の汚れを落とすだけでなく、潤滑性に優れた膜を表面に作り出し、接触不良のリスクをより減らしてくれます。
楽器用ケーブルで有名なHOSAの製品。プラスティック部分を痛めないような成分となっています。
主にオーディオ用に使われ、導通性をさらに上げるという効果を謳っている製品類。性格上、綿棒や付属のブラシなどで塗布するという使い方のものが多いのも特徴。
ナノカーボン配合。極小のナノカーボンが接点部の凹凸を埋めることで、接点の面積を広くして導通性を上げる効果があります。小瓶に入っており、ブラシを使って塗布します。オーディオマニア御用達の品質ですが、値段もかなりのもの。
あらゆる電気製品に向いた汎用的なもの。オーディオに特化されてはいませんが、十分実用に耐えます。安価なのがポイント。特にこだわりがなければこちらで十分でしょう。
グリスの5-56で有名なクレの製品。安価でありながら、日本メーカーならではの安心感があります。あらゆるジャンルの製品に使われるロングセラー商品。
強い防錆力を誇るサンハヤトの潤滑油。復活剤という名ですが、メインは潤滑の方で、潤滑油に接点復活の機能を含んだ製品です。
さて、様々な品を見てきましたが、実際には接点復活剤を使わなくてはならないほど劣化した部品は、たとえ音が一時的に戻ったとしても部品交換がベターです。特にライブ前などはごまかさずに根本的治療を図った方が良いでしょう。練習用の機材や、もともとライブの機会などがなく家で弾いているだけであれば、手軽な接点復活剤は急場しのぎではあるものの、良い選択になるでしょう。
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