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アドリブのギターソロに挑戦したい、セッションに興味がある、しかし何から練習すればよいのかわからない、という人は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。アドリブと聞いて、多くの人は「即興演奏」をイメージすることでしょう。そのためにはスケールやコードトーンなど理論的な勉強が必要になることもありますが、最も大切なことは「何が弾きたいか、どんな音を、どんなメロディを弾きたいか」ということです。このモットーを第一に、このページではこれからアドリブやアレンジに挑戦したいという人向けの練習方法を紹介していきます。
アドリブ超入門、まずは以下の動画で紹介するバッキングトラックに乗せて、アドリブで歌ってみましょう。「何かを声に出す」ことが大事で、コードやスケールのことはいったん忘れてください。歌ってみたメロディがギターっぽくある必要もありません。
歌に自信のない人にとっては、伴奏に合わせて声を出すだけでも、たとえ誰が聞いているわけでもないのに恥ずかしく感じるかもしれません。しかし「これはアドリブができるようになるための、重要な第一歩だ」と信じて、まずは挑戦してみてください。
《アドリブギター超入門》スケール?コードトーン?まずはギターを持たずにできる練習!
何らかのメロディのイメージができたでしょうか。音を長く伸ばすのでも良いし、細かく動いても、いっそのことしばらく無音でも構いません。音階(ドレミ)でわからなくてもよいし、音程が不明瞭であっても構いません。「出したい音がある、弾きたいメロディがある」、これがアドリブの第一歩です。
もちろん最終的にはギターを弾くことになりますが、今回のところはギターはお休みです。「音楽としての即興演奏」とはどんなものか、というイメージを感じてください。
ピアノやドラムなどほかのパートに感化されて、出したい音が思いつく、出した音に対してほかのパートが影響され、互いに影響しあってバンドの音を作っていったり、変化させていったりしていく、このような演奏がセッションのだいご味です。このようにお互いに影響しあって演奏するのを「インタープレイ」と言います。
これは誰かの演奏あってのものですから、たとえ最初に全く何も浮かばなくても、むしろそれで当たり前だったのです。ほかの音からイメージをもらって、自分の音楽にしていけばよいのです。
どうしても納得のいく声が見つからないという人は、スケールをチェックしてみましょう。今回のバッキングでは、「Cメジャースケール(Aナチュラルマイナースケール)」もしくは「Cメジャーペンタトニックスケール(Aマイナーペンタトニックスケール)」で、だいたいどうにかなります。これで使えそうな音が5つや7つに絞り込めたわけです。また、スケールのイメージがあって歌うのとそうでないのとでは、結果に違いが出てくるものです。
アドリブに熱中すると、ついついずっと弾きっぱなしになってしまう、ということはありませんか?時には堂々と全音符で4拍伸ばしたり、4分音符で1拍ずつ叩き込んだり、あるいは思い切って4拍も休んでしまったり、音符と休符のバリエーションをしっかり使ってみましょう。
スケールとかコードとかを知ってるから弾けるんでしょ?と思うかもしれん。それはまあそうなんじゃが、それでもわしの場合、アドリブのすべての始まりは、「楽器を弾く前のイメージ」なんじゃよ。
イメージ通りにギターを弾くには練習も勉強も必要なんじゃが、これから知識やテクニックを身につけていこうという段階から、アドリブやメロディメイクのイメージに慣れておくと、あとあととっても役に立つんじゃよ。作曲やアレンジにも役立つぞ。興味が沸いたら、ぜひ参考にしておくれ。
以上、博士によるアドリブ入門編でした。音楽理論の勉強やギターのテクニックの前に、音楽的なイメージを持つことが大事だという内容でしたね。何かをヒントにフレーズを編み出していくという「インタープレイ」という考え方は、アドリブにとって重要です。ちなみに関西の音楽学校では、インタープレイの修行には「ボケとツッコミ」の理念が必要だと教えられるそうです。みなさんも音楽ではインタープレイを意識し、日常ではボケとツッコミを意識してみてください。
今回は「Aマイナーペンタトニックスケール」を使って、ギター博士流「アドリブのやり方」を少々紹介します。「アドリブ」は非常に奥の深いテーマですが、ここではその入り口となる、基礎的な内容を取り扱います。
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