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エレキなんですけど、ドレミファソラシドまで突っかからずに弾けるんですがその後どんな練習をすれば良いかわかりません – (2012/1/23)10~19歳 男性(高校生・中学生・小学生)
エレキギターの場合、真っ先にやらなければならないのはコードを弾くことです。普通にバンドをやると、ギターは歌の伴奏としてコードを弾くのがメインになります。ほとんどの曲において、ギターが単音でメロディを弾いている箇所はイントロと間奏にちょこっとあれば良い方で、大部分が歌で埋め尽くされています(もちろんそうじゃない曲も世の中にはたくさんありますが)。その歌のバックを支えるために、まず必要なのがコード弾きです。最初にコード弾きを練習するのはそのためで、単音を全く弾かずに、真っ先にコードから練習する人も多いですよ。
こちらのトピックでは、ドレミファソラシドとコードの押さえ方、弾き方に関する基本的な内容が載っています。軽く見てもらえればコードがどういうものかわかるんじゃないでしょうか。
はじめてのギター演奏、何しよう?!
コードはたくさんありますが、特に弾きたい曲が具体的に決まっていない場合、最初にこのパワーコードから練習するのがおすすめ。簡単にかっこいい響きで練習できるので、モチベーションも上がってきますよ。
パワーコードというのは、押さえるのが二箇所だけの簡易コードのこと。簡易などというと聞こえが悪いですが、別に練習用に簡単にしているというわけではなく、エレキギターには欠かせないれっきとした一つの奏法です。歪んだ音色で弾くと、他では代えられないとてもかっこいい音が出るので、ロック系音楽には欠かせない存在で、50年以上も愛されている響きです。
A7の「A」の部分はルート音と言い、そのコードの基軸となる音です。Aのパワーコードは人差し指をAのところ(6弦5フレット)に持ってきて、薬指か小指で一つ下の弦の2フレット分右側に配置。Dのパワーコードもそれを平行移動して作っています。
上の例ではA7の時にAのパワーコード、D7の時にDのパワーコードを作っています。パワーコードは全てのコードをこの形の平行移動だけで作れるので、慣れると実に簡単です。右手は押さえている2本の弦以外弾かないように気を付けましょう。実際には他の弦の音が出ないように、使わない指でミュートしたりするのですが、始めたての人には難しいので、最初は2本だけを狙って弾くのでいいでしょう。
パワーコードの練習
簡単とはいえ、弦を押さえるのに慣れていないとそれだけで難しく感じるもの。人差し指は押さえられたけど、もう一つの指が……という場合は、親指の位置を見てください。親指をネックのちょうど裏側に回していないと、2本の指がうまく広がらず、押さえられません。使う指は薬指でも小指でもどちらでもいいですよ。
パワーコード
パワーコード(上から)
パワーコードは弦2本だけでしたが、バレーコードは全ての弦を押さえて、右手も全弦一度に弾くためのコード。さっきのパワーコードではA7のときの「7」の部分は無視して考えましたが、ここからはA、Am、A7などは全て違うコードという扱いです。
バレーコードの作り方は機械的ではありますが、少し複雑です。
パワーコードの時と同じく、まずルート音を決めます。その場所で●m(マイナー)や●7(セブンス)など、コード名の右半分を見て、形を作っていきましょう。ルート音が6弦にあるなら6弦ルート、5弦にあるなら5弦ルートのフォームを利用します。この下のトピックでは全コードの押さえ方がわかりますので、答え合わせをしてみるのもいいですね。
音が鳴る!ギターコード表
右手を動かして全弦をかき鳴らすのをストロークと言います。下のような譜面をやってみてください。右手の動きは記号で書いてある通り、ダウンとアップとを交互に繰り返します。(四角形の下が抜けているのが上から下に弾き下ろすダウンストローク、アルファベットのVのようなものが下から上に弾き上げるアップストローク)
もしここを見ているあなたが、エレキではなくアコギから始めようというなら、こちらを先にやるのが普通です。エレキでもジャカジャカかき鳴らしたり、弦を一本ずつ弾くアルペジオ奏法などの際によく登場します。
オープンコードは上で見たバレーコードのように法則性がないので、ほとんど全部を丸暗記するしかありません。コード表を参考にしてもらうのがいいと思います。右手のストロークの仕方などは、上のバレーコードのところと変わりません。ギターは左手ではなく、右手で音を出す楽器です。コードの種類に関わらず、右手で発音するコードストロークは超重要。こんな項目も参考にしてみてください。
Q&A.68 コードチェンジのコツ・練習方法
「ギターはほとんどがコード弾き」なんていわれても、ソロ弾きの面白さは筆舌に尽くしがたいものがあります。とはいえ、始めたばかりではメロディと言われても何も浮かばないでしょう。ドレミファソラシドは音楽の基本ですが、それを繰り返してもエレキギターの醍醐味は味わえません。ここでは、エレキギターでよく弾かれている定番のフレーズとその弾き方を解説しましょう。
ドレミファソラシドをいくら弾いても、あまりカッコ良さは感じません。というのも、エレキギターではよく使われる音列がわりと決まっており、音色よりもそういうフレーズ自体が「エレキギターらしさ」を感じさせる場合が多いので、ドレミファを繰り返しても、何だかこれじゃない感が強く出てきてしまうのです。
「ペンタトニック・スケール」が何なのかはここでは置いておきましょう。下の譜面のようなフレーズがそれに当たりますので、一度軽く弾いてみてください。軽くといっても、あまり単音弾きに慣れていない人には難しく感じると思います。
このフレーズを弾く際にHとPと書いてあるところに着目してください。これはそれぞれエレキギターならではの特殊テクニックです。
Hは「ハンマリング・オン」と言い、ここでは5フレットの音を出した後、7フレットは右手でピッキングせず、左手の薬指を叩きつけることで音を出します。
Pは「プリング・オフ」と言い、フレットを押さえている指を、ピッキングしたのち弦に引っかけながら離すテクニック。このフレーズの場合、7フレットは薬指、5フレットはあらかじめ人差し指で押さえておき、7フレットの薬指を弾いてすぐに引っかけながら離します。離した瞬間にその5フレットの音が発音されます。押弦に使った薬指で弦をはじいて音を出すと考えるとわかりやすいかもしれません。
どちらも右手ピッキング1回で2音を発音する、エレキギターの基本テクニックです。
ハンマリング/プリングの練習と、実践的な使い方
エレキギターのメロディ弾きといえば、外せないのがチョーキング。上の譜面では矢印に「full」と書いてある場所がそれに当たります。通常、国内で手に入る譜面では、矢印ではなくアルファベットで「C」あるいは「Cho」などを書いてあることが多いです。
左手で捕まえた弦をそのまま上に持ち上げて音程を上げる弾き方ですが、素早く上げ下げできると、それだけでロックなカッコ良さが倍増します。
チョーキング
これはエレキギターの基本テクニックの中でも難しい部類に入ります。うまく成功させるためのポイントとしては主に二つを押さえておきましょう。
この2点を守って練習すれば、そのうちコツが掴めて、いくらでも出来るようになります。上の写真も参考にしてください。
チョーキングがかっこよく仕上げられるかは、ある意味でエレキギターらしさを出すための要とも言えます。このテクニックは是が非でも身につけたい必須テクニックです。
あれこれと挙げてきたものの、最終的にもっとも効果的な練習法は「自分の好きな曲を弾け」ということになると思います。もし学校の軽音部やサークルなどで、やらなければならない曲が決まっている時はもちろんその曲を練習するわけですが、そういうものがなくても、普通に自分の好きな曲をやってみるのが上達の最大の近道。もちろん、難しすぎて初心者に全く弾けないものも数多いわけですが、そうでないものもきっとあるはずですし、出来るところだけを先にやってみてもいいと思います。
2,3曲出来てくると、どれぐらいのレベルの曲が今の自分に弾けるのかが見えてきます。コードの作り方や、メロディ弾きのテクニックも、本来そうした中で必要なものとして一つずつ身につけていくのが正しい方法。特に上に挙げてきた内容がある程度理解出来るような人なら、出来る曲はそれなりにあるはず。まずは自分の好きなアーティストのバンドスコアなどを購入して、出来そうなものを片っ端からやってみてはいかがでしょうか。
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