エレキギターの総合情報サイト
「フリーダム・カスタムギターリサーチ(Freedom CGR:以下、Freedom)」は「自由な発想でギター作りを追求する」をコンセプトにした1998年設立のメーカーで、東京都荒川区に工場があります。品質の高いオリジナルギターには一切の妥協がなく、マニアックかつ考え抜かれた構造が高く評価されています。
またリペアショップとしても知られており、下請けも含め、毎月200〜300本ほどのリペアを手がけていましたが、現在は、本体製造の方を強化する為に、一時的に修理本数を減らす為、お客様からの直接依頼のみを受け付けています。4人の職人でFreedomを立ち上げた当初は、ショップの定休日は「接客をせず作業に集中するため」にあると言われていました。工場を構えているのでどんな修理/調整でもできる他、ギター本体を詳細に観察してオーナーがどんなスタイルのプレイヤーかを察することで、調整依頼の向こう側にある「何か」まで考慮して仕事を行うと言われています。
社長の深野真(ふかのまこと)氏はヴィンテージギターに心酔しているそうで、Freedomのギターはヴィンテージ感のある鳴りと、芯の太さと無駄の無いタイトさが共存したトーンを持っているほか、実際に何十年もの使用に耐えうる耐久性を持っています。また「現在音の良いヴィンテージギターは、最初から良い音だった」という考えから、新品の状態から如何に上質なトーンを得るかを考え抜いています。
RRC12 Dragon 引用元:Freedom公式サイト
ギブソンとフェンダーの中道を狙っており、特にフラッグシップモデルの「RR」はギブソン系の材料でフェンダー系の響きがあります。また全ての木材を厳選してるため、わざわざ「セレクテッド・ウッド」と標榜する事がなく、プロ/アマ問わず高品位なギターを提供しています。
「ライブ終了後、汗をかいてふかないままのギターをケースに入れて、10年後に開けても同じ状態のまま」とFreedom代表・深野氏のコメントにもあるように、絶対に錆びないステンレスフレット。Freedomのギターには独自開発の柔らかいステンレスフレットが採用されています。詳しくは深野氏へのインタビュー記事へ
究極の一本を作るアプローチを常に探求していく:Freedom CGR訪問インタビュー
FreedomオリジナルピックアップであるHybrid Humbuckerは、ハムバッカーとしての本来のトーンに加えコイルタップでしっかりしたシングルコイルのトーンが得られるように、タップ時に使用する側となるコイルのポールピースが磁石でできています。そして、通常のシングルコイルピックアップと同じ位のコイルの容積を持つオリジナルボビンで形成されています。これはタップ時にフェンダーのシングルコイルと同じ構造になることを意味し、澄み切ったトレブルの効いたトーンが得られます。
また、ポットを使用した「タップコントロール」を搭載することによりハムバッカー〜シングルコイルの間を無段階に設定でき、両者の中間のサウンドなど、ほぼ無限のトーンバリエーションを持っています。
うちで出してるハムバッキングPUが搭載されたオリジナルギターのほとんどは、シングルコイル/ハムバッカー、さらにその中道のサウンドが選べます。フェンダーサウンド特有のエッジでアタックがあってヌケのよい音、ギブソン・ビンテージPAFのような音が両エッジにあって、その間の好きな状態の音を(タップコントロールのノブを回すことで)自由に行き来できるようになっています。完全に絞った状態でシングルコイルの音に、ちょっとずつ上げていく事で徐々にハムバッカーの音がまざっていきます。
例えばストラトでスタジオにあるJCM800にアンプ直で繋ぐと、トレブル0とかにしていかないとバッキバキの音しか出ない、と感じた場合、もうちょっとイコライジングできるアンプが欲しくなると思うんですけど、そういった場合にこのHybrid Humbuckerとタップコントロールがあれば(シングルコイル側から)ハムバッカーよりのミッドローをその場で足していけるんです。
質感もそのままで音が変えられる、相当楽しいピックアップです!
Freedomの開発するグッズは、「マニアックかつ高品質」で知られています。
Freedomのメンテナンスグッズを…
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全てのモデルはセミオーダーとなり、自分の求めるサウンドや仕様、カラーリングに近づけて行くことができます。
左から(括弧内はカラー名):22Frets 2-Point(ビー玉)、22Frets 2-Point(忍)、HYDRA 24Frets 2-Point(傾奇者)、HYDRA 24Frets FRT(鴉)、HYDRA 24Frets FRT(清流)、
「Hydra(ハイドラ)」は「時に激しく、時に優雅に、全てのジャンルを超えて響き渡るオールラウンダー」をコンセプトに開発されたFeedomのオリジナルギター。9つの首がある伝説上のモンスター「ハイドラ」のように、あらゆる方向性を圧倒的な性能で駆け抜けます。
Hydraには高い基本性能に加え独自のアイディアがふんだんに盛り込まれています。
採用している弦長25インチスケールは弾きやすく、またフェンダー系(25.5インチ)からでもギブソン系(24.75インチ)からでも持ち替えがしやすいのが特徴です。
バリエーションとしてはフィギュアドメイプルトップ、アルダーバックのフラッグシップモデル「Hydra」と、アルダーもしくはアッシュのソリッドボディに、サウンドを考慮してネックのみニトロセルロース ラッカー塗装で仕上げるなど、伝統的なエレキギターがもつスペックの要素を盛り込んだ「Hydra Classic」があり、それぞれフレット数(22か24)とブリッジ(2点支持シンクロかFRT)にバリエーションがあるほか、
Hydraシリーズを…
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全ジャンルをカバーすることが目的のギターなので、ピックアップはフェンダーピッチで作られたHybrid Humbuckerを使用し、最も多様性のあるHSH配列を採用しています。ミニスイッチでHSHモードと 3シングルモードを瞬時に切り替えられるほか、前述の「タップコントロール」の操作でSSHやHSSなど、ありとあらゆるピックアップレイアウトの状態と無段階なトーンバリエーションを作り出すことができます。
ARIMIZO & One Point Joint
蟻溝(ありみぞ)は逆ハの字に溝を掘る加工法で、相手の木材と一度組み合わせたら簡単には抜けなくなるため「吸い付き溝」とも言われています。Freedom独自のジョイント法「ARIMIZO & One Point Joint」は、ジョイント部分にこの蟻溝の形状加工を施し、ボディとネックを一本のネジで接合することを可能としています。これにより、ボディ&ネックの圧着度を付属のレンチ一本で簡単に調整できるため、熟練のリペアマンに頼らずとも容易に楽器そのものの鳴り方をコントロールすることができます。ネジを締めれば倍音を抑えたタイトなトーンに、緩めれば倍音の豊かな暖かいトーンにできます。
ARIMIZOは自分たちでは第三のトーンコントローラーと考えています。ギターについているトーンコントロールは高域をカットしたりする為の物ですけど、アリミゾワンポイントジョイントは楽器としての生鳴りをコントロールするものです。タイトにカチっと締め込んだ状態で音がタイトに、ルーズにフワっと締めた状態で古い/ビンテージっぽい音になる、音が変わるんです。
締め切った状態からだいたい90度位の範囲で緩められ、好みの鳴り方で使用する事ができます。
この音の違いってこれまでは個体を持ち替えるしかなかったんですが、これがあれば一台で表現できます。ヘヴィなドライブをかけた時って楽器自体がタイトに締まった鳴り方をしてたほうが音の分離感がいいんですが、クリーントーンを気持ちよく音を鳴らそうとするとタイトすぎちゃう。そういうときは緩めて。やる楽曲とか方向性で、お好きな位置にしてもらえます。
RRC-02、RRC-12F、RRC-12Q、RRCH-12、RRF-12
「RR」は「ギターの可能性」を具体化したというモデルです。
弦長25インチのネックは仕込み角度を1〜2度に設定したセットネック構造でボディ&ネックが平行に近く、またヘッドの角度も浅めに抑えています。剛性の確保と耐久性を前提としながら振動を受け止めるしなやかさのある本体は、トーンの張り/粘り/倍音に優れます。また音の立ち上がりとサスティンを確保しつつ、日常のメンテナンスや弦交換時の悩みなどを解消するべく開発された、絶対に錆びないオリジナルステンレスフレットと、固定する事でガタ付きを抑えることのできるオリジナル・ロッカブルブリッジが採用されています。
2基のハムバッカーそれぞれに「タップコントロール」が付けられており、無限に近い多様なトーンを持っています。
RRシリーズを…
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フリーダムのレスポールとよく言われるんですが、ボディデザイン的にはレスポールと重なる同じ曲線は一切使われていないんです。これはレスポールチックなシングルカッタウェイで、重量のバランスをフェンダー寄りにさせるというコンセプトです。ストラトも好きな人にもってこいなレスポールスタイルのギターです。
RRC(カーブドトップ)、RRF(フラットトップ)、RRCH(カーブドトップ・ホロウ)、RRH(フラットトップ・ホロウ)、RRS(ソリッドボディ)など最後の1文字がボディ構造を示しています。
その後に続く「02,01,10」とかの数字はヘッドの形状、ピックアップのレイアウトを表す品番になっています。ヘッド形状は6連のものが最初に出来たんですが、テイストがロック&ビザール過ぎるということで、落ち着いた3対3ヘッドも作りました。けど2つで鳴りも違うんです。ヘッドが大きめのほうがネックのバイブレーションが複雑になり、よりふくよかになる感じ。ヘッドが小さいとタイトな感じです。
左から:RED、BROWN、BLACK、GREEN
GREEN PEPPERのみ、トップ材とバック材にはゼブラウッドを採用。その他のモデルは、ネック、ボディともにオールマホガニーが基本仕様。
「PEPPER」シリーズはボディ構造にバリエーションを持たせた、シンラインテレキャスタータイプのラインナップです。
セミオーダーではこれら4つの構造に、塗装(ラッカー/ウレタン)、カラーとピックガード、ピックアップなどを選択できます。
《特集》フリーダムCGR「Pepper シリーズ」の全貌に迫る!
2018年に登場した「EZa(イーザ)」は、「Back to the Basic(基本に立ち返る)」という開発コンセプトのもと、フラッグシップモデル「HYDRA」をシンプルにまとめることで、同社の生み出す楽器の「本質的な良さ」に触れられるベーシックモデルとして仕上がっています。
Freedom C.G.R.から、新たなベーシックモデル「EZa(イーザ)」登場
「レトロスペクティブ・シリーズ」では、ストラトタイプやテレキャスタイプなどの伝統的なスタイルをモチーフとしつつ、Freedomのノウハウが注がれたモデルをオーダーすることができます。ボディ材や指板材の選択、硬さと形状も選べるフレット、ピックアップやパーツカラーのセレクトなど、オーダーシートの選択項目からお好みにあわせてチョイスしつつ、理想の一本を作ることができます。
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