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Megadeth – Dystopia
2017年のグラミー賞「ベスト・メタルパフォーマンス」に輝いた一曲。全く救われない内容のアニメ―ションは、ラストシーンでアルバムジャケットのデザインになるという仕掛けです。
デイヴ・ムステイン氏のシグネイチャーモデルは、キングVタイプ(VMNT)とエクスプローラータイプ(ZERO)の両面で展開されています。ご本人仕様のUSAモデルから手に入れやすい価格帯のものまで幅広くラインナップされており、ネックジョイントやピックアップなどの仕様にバリエーションがあります。しかしネックに限っては「デイヴ・ムステイン・スペック・D-シェイプ」に統一されている、という点には注目すべきでしょう。低価格帯のものでもご本人が握っているのと同じネックである、というプレミアム感だけでなく、低価格モデルが高級機のサブギターになりえる、というメリットがあります。
ではそれぞれのモデルを見ていく前に、だいたいの全体像を見ていきましょう。ムステイン氏は自分の好きなものがしっかり決まっているらしく、Vシェイプ/エクスプローラータイプ共に、USAモデルの仕様はほぼ統一されています。そのかわりアジアの工場で作られる低価格モデルについては、ピックアップを変えてバリエーションの幅を持たせたものもリリースされています。
USA | アジア工場(中国、韓国) | |
ボディ仕様 | マホガニーを基本とし、フレイムメイプルが貼られることもある | マホガニーを基本とし、ボルトオンモデルではバスウッドとなる |
ネック寸法 | 弦長25.5インチ(648mm) 指板R16インチ(406mm) ナット幅43mm ムステインスペックDシェイプ |
同左 |
ネック仕様 | ボディ材と同じ木材を使用するセットネック。指板はエボニーで、指板インレイはムステイン仕様 | セットネックはボディ材と同じ木材。ボルトオン仕様のネック材はメイプル。指板はエボニーかローズ |
ネック機能 | ミニ・グローヴァーペグ 両効きトラスロッド |
同左 |
電機系 | セイモア・ダンカン「Livewire」 2V1T |
セイモア・ダンカンとDMTオリジナルから、いろいろ |
ブリッジ | TOMブリッジ、弦は裏通し | 同左 |
弦 | クリアトーン製ムステインモデル .010-.052 |
クリアトーン製ムステインモデル .009-.052 |
表:デイヴ・ムステイン・シグネイチャーモデルの仕様概観
何機種もリリースしているUSAモデルの仕様が全くブれていない、というのがムステイン氏のこだわりを感じさせますね。現在のメガデスに必要なサウンドや、自身の求める演奏性がすでに決まっているわけです。USAモデルに搭載されているセイモア・ダンカン製「Liveweire」は、ムステイン氏のシグネイチャーモデルです。長らく愛用していた「JB」と「Jazz Model」の組み合わせと同じサウンドでパワーを増し、ノイズを抑えたアクティブピックアップとなっています。
出荷時に張られる弦についても、特殊な防錆処理を持ち味とする「クリアトーン」のムステイン氏シグネイチャーです。クリアトーンの皮膜は1ミクロン以下と薄く、弦アースにも問題がなく弾き心地も普通の弦と変わらないままに長寿命を実現させています。
では、それぞれのモデルをチェックしていきましょう。キングVタイプは「VMNT」の、エクスプローラータイプは「ZERO」の名が付けられています。
マホガニーボディ&ネックがVMNTの基本仕様で、レギュラーモデルの「ANGEL OF DETH」は低価格帯からもリリースされています。特殊なペイントのものも限定生産されていますが、33本限定生産された「HOLY GRAIL」は金箔を使用する豪華さで、価格は100万円を越えました。
DAVE MUSTAINE VMNTを…
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V DAVE MUSTAINE 【RUST IN PEACE】
こちらは基本仕様VMNTの低価格モデルです。価格は抑えていますが、マホガニーボディ&ネック、エボニー指板、Livewireピックアップなど、多くの重要部分がUSAモデルと同じ仕様になっています。
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ボディ/ネック共にコリーナ材を使用したVMNT。木材以外は基本モデルと同じ仕様です。USAモデルでは50本限定ですが、低価格モデルではレギュラー生産されています。
サンディエゴ・シンフォニー・オーケストラと共演する際に使用された、ホロウボディとFホールを持つ特別なVMNT。表面に緩やかな曲面を持つボディトップは、ヴァイオリン的なイメージを演出しています。
DAVE MUSTAINE STRADIVMNTを…
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Dave Mustaine & San Diego Symphony
オーケストラの中心にマーシャルアンプがそびえ立つという珍しい絵ですが、STRADIVMNTはこの環境に不思議なマッチングを見せています。この動画では「Vを座って弾く方法」が学べますが、「ムステイン氏が譜面を使用していない」ということも注目に値します。譜面をチラ見しながら指揮者を見るのがクラシック奏者の基本的な演奏法ですが、ロックではライブに譜面を使用しません。ムステイン氏は、あくまでもロックギタリストとしてヴィヴァルディを演奏しているのです。
1998年グラミー賞にノミネートされた名曲「TRUST」。演奏する時に使用するダブルネックは、二本のネックが末広がりになっています。世界広しといえど、6弦12弦ダブルネックのVを必要とするギタリストは、ムステイン氏を置いて他にはいないでしょう。
Megadeth “Trust” Guitar Center Sessions on DIRECTV
12弦部分も見栄ではなく、弦はちゃんと張ってあります。
価格を抑えたモデルはメガデスの世界観を全身で表現する特殊グラフィックが大きな魅力です。こちらはピックアップこそ変更されていますが、セットネック仕様で雰囲気充分です。
グラフィックは一定のスパンで切り替わっていくものなので、気に入ったものが見つかったら逃す手はありません。こちらはバスウッドボディ&メイプルネック、ボルトオンジョイントという仕様でドットインレイという仕様ですが、そのぶん入手しやすい価格となっています。
ムステイン氏のもう一つのトレードマーク「ZERO」は、ボディ形状こそVとは全く異なりますが、ネック寸法などその他全ての仕様、また操作系の配置までVMNTと共通になっています。
基本仕様は全てVMNTを踏襲しつつ、ボディトップにフレイムメイプルをあしらっているのが特徴です。ボディ&ネックにコリーナを使用した限定モデルは、ヴィンテージ風の感触が味わえるニトロセルロースラッカー塗装となっています。
Livewireハムバッカー1基、操作はボリュームのみ、という何ともパンクな仕様の、名で体を表しているギターです。ヘッドのブランドロゴ「DEAN」の「A」がパンクの象徴「サークルA」となっているのも、たいへん洒落ています。
こちらはマホガニーボディ&ネック、ローズウッド指板という本体に特殊グラフィックを施したモデルです。エクスプローラーは平面の面積が大きいので、グラフィックが映えますね。
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Pantera – Mouth For War (Official Video)
ダイムバッグ・ダレル氏こそ、ディーン復活の功労者です。ステージ上で無残に脳天を打ち抜かれた死に様は伝説となりましたが、銃社会についての世界的な問題提起ともなりました。長らく愛用してトレードマークとなっている「ML」は、アマチュア時代に参加したギターコンテストの賞品だったそうです。氏のシグネチャー・モデルについては次のページをご覧下さい。
ARCH ENEMY – The World Is Yours (OFFICIAL VIDEO)
音だけ聞いたら誰もが男声ヴォーカルだと思ってしまう、まさかの女声デスヴォイス。デスメタルだからといって、音楽のテーマが全てネガティブだとは限りません。世界は君のものだ!!
20年以上にわたってメロディック・デスメタルバンド「アーチエネミー」を牽引し続けたマイケル・アモット氏は、そのキャリアから幅広い人脈を誇る「北欧メタルシーンにおける中心人物の一人」とされています。DEANとのコラボレーションは2008年ころからで、シグネイチャーモデルは「TYRANT(暴君)」と名付けられ、ご本人が実際にステージで使用しているものと同じグラフィックが施されます。
弦長24.75インチ、指板R12インチというネック仕様はギブソンの仕様に準じていますが、ギブソンのフライングVは細いネックが基本であるのに対しTYRANTではナット幅43mmと、幅をしっかりとった設計になっています。ボディはやや大きめですが、厚みが抑えられているので重すぎることはありません。
近年メインで使用しているという「スプラッター」グラフィックを施したUSA版TYRANTは、世界限定25本というたいへん希少なモデルです。マホガニーボディ&ネック、エボニー指板、シグネイチャーピックアップ装備、という仕様に暴力的なエグいグラフィックが映えます。
価格を抑えたモデルでもマホガニーボディ&ネック、セットネック仕様、シグネイチャーピックアップ装備など、USA版に劣らない仕様になっているので、アーチエネミーの完全コピーを目指す人の要求にも十分こたえることのできる性能を持っています。
モデル名が「TYRANT X」となっているものはバスウッドボディ、メイプルネック、ボルトオンジョイントという仕様で、最も手に入れやすい価格帯のモデルです。とはいえギター本体の特殊性から、これからギターを始めるという人にお勧めできるものではありません。ある程度ギターを弾いてきて、ぶっ飛んだデザインのギターも一本くらい持っておきたいという人には、ファンならずともちょうどいいギターだと言えるでしょう。
MICHAEL AMOTT TYRANTを…
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https://youtu.be/uj1e8Ll1pBI
That Metal Show | Kirk Hammett & Michael Schenker: Behind The Jam | VH1 Classic
2015年に行われた、メタリカのギタリスト、カーク・ハメット氏とのジャムセッション。シェンカー氏は還暦を迎えたというのに、若いですね。
常に第一線で活躍している「神」ことマイケル・シェンカー氏は、白黒ツートンカラーのギブソン・フライングVをトレードマークにしていました。長らくギブソンを愛用していたシェンカー氏が2004年、DEANと契約を交わしたというニュースはシーンを驚かせましたがそれも過去の話。今なお白黒のフライングVを愛用していますが、DEANのVはピックガードを使用しませんから、ギブソン時代のものとは雰囲気が違ってきます。ピックガードと使用しないので、ボディトップの広大な平面を活用できることから、デザインにはいろいろなバリエーションが生まれています。
シェンカー氏のシグネイチャーモデルは、USAカスタムショップ製とアジア工場製の両面でラインナップを展開しています。機材にはてんで無頓着だと伝えられるシェンカー氏を象徴するかのように、それぞれの仕様はほぼ決定されています。
USAカスタムショップ製のシグネイチャーモデルは、
という仕様が固定で、デザインに違いを持たせています。デザインごとにバインディングの有無こそありますが、すべて同じギターであると言えます。最もシンプルな「STANDARD」がレギュラー生産されていますが、これ以外のいろいろなデザインのものは全て限定生産となっています。
いかにも迫力のあるダブルネックはまさかのレギュラー生産で、ギターの切り替えスイッチがついている以外は、他のUSAモデルと同じギターとなっています。シェンカー氏は7弦ギターの音域を再生させるべく、片方のネックに太い弦を張り、6弦から「BEDGBE」にしているそうです。先述したデイヴ・ムステイン氏のダブルネックと異なり、こちらは二本のネックがほぼ平行に取り付けられています。
アジアの工場で作られるものは、弦長24.75インチ(629mm)のCシェイプネックを採用した、比較的オーソドックスな弾き心地のギターになっています。指板がローズウッドになっていますが、ボディトップの意匠はUSAモデルとおおむね共通しています。
数あるシェンカー・シグネイチャーモデルの中で、基本モデルの「STANDARD」のみ、バスウッドボディ&メイプルネックのボルトオンモデルとなっています。ピックアップもDMTオリジナルとなっており、価格が抑えられています。
アジア工場製のセットネックモデルは全機種共通して、マホガニーボディ&ネックとなっています。「YIN YANG」、「2004」、「FLAMES」にはUSAモデルと同じシグネイチャーピックアップ「Lights Out」が備えられます。赤と黒の二機種がリリースされている「RETRO」は、ピックガードとストップバーテールピースを備えた伝統的なフライングVを踏襲しています。こちらにはDMTオリジナルの高出力ピックアップが備えられます。
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Rusty Cooley , Under The Influence video
デビューアルバムの1曲目「Under the Influence(2003年)」。とんでもない新人だったわけですが、現在のクーリー氏は後進の育成にも力を入れており、氏に学んだ多くのギタリストがプロとして活躍しています。
達人ラスティ・クーリー氏のシグネイチャーモデルは、大きなカッタウェイと丸みのあるネックヒールを採用することで、ハイポジションでのストレスを最大限に軽減させたディンキータイプです。電機系はコイルタップの無い2ハムバッカーに、ボリュームポット1基のみというシンプルさで、余計な事に煩わされることなくプレイに専念できます。フロイドローズ・トレモロユニットがボディのトップ面と並ぶほどに低くセッティングされており、テクニカル系の演奏には大変有利です。
全モデルで基本的な寸法やシェイプが固定で、ネックシェイプが「Cooley Spec」すなわちクーリー氏が指定したスリムなDシェイプとなっています。ラインナップはUSAカスタムショップ製とアジア工場製の両面で、7弦を中心に展開していますが6弦/8弦もあり、ボディ材やピックアップにバリエーションが設けられています。
生産地 | 弦数 | ボディ材 | ピックアップ | |
8 FLAME | USA | 8 | マホガニー/5Aフレイムメイプル | EMG 808 |
7 QUILT | USA | 7 | マホガニー/キルトメイプル | USA DMT Revelation 7 |
7 XENOCIDE | USA | 7 | マホガニー | EMG 707 / EMG 85-7 |
7 NUCLEAR GREEN | USA | 7 | マホガニー | EMG 707 / EMG 85-7 |
7 FLAME | ASIA | 7 | マホガニー/フレイムメイプル | EMG 707 |
7 METALLIC BLACK | ASIA | 7 | アルダー | EMG 707 |
7 WRAITH | ASIA | 7 | アルダー | EMG 707 |
7 SKULLZ | ASIA | 7 | アルダー | DMT Revelation 7 |
XENOCIDE | ASIA | 6 | マホガニー | EMG 85 / EMG 81 |
表:ラスティ・クーリー・シグネチャーモデルの仕様比較
キルトメイプルをトップにあしらった「QUILT」のみ、ローズウッドネック&指板となっています。
RUSTY COOLEYモデルを…
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Tyler Carter + Josh Manuel feat. Jacky Vincent – Gotta Catch ‘Em All
日本のアニメが世界に伝搬してるということがわかりますね。ドラムのデザインがとても秀逸です。若きギターヒーローであるジャッキー・ヴィンセント氏の得意技は、スウィープからライトハンドへ移行する高低差の激しい高速フレーズです。
2016年にネオパワーメタルバンド「CRY VENOM」を立ち上げたジャッキー・ヴィンセント氏のシグネイチャーモデルは、「CUSTOM」シリーズを出発点としたスーパーストラトです。現在リリースされている2タイプは全く異なるキャラクターを持っていますが、アルダーボディ、メイプルネックという木材は共通で、また両機とも紫のカラーリングがポイントになっています。二本は共通してヴィンセント氏の指定するネックグリップが採用されており、気分で持ち替えることができるようです。
DMT製HSH配列のピックアップを持つ本機は、メイプル指板、ボルトオンジョイントという仕様が示唆するように音の立ち上がりに優れ、極端に早いフレーズでも明瞭に聞かせることができます。
こちらはスルーネックにしか見えないほど滑らかなジョイント部を持つ、セットネックモデルです。指板はエボニーで、ピックアップにはEMG 85とEMG 81が採用されています。
Dimebag Darrell Tribute – Michael Angelo Batio Pantera Shred Performance!
ダイムバッグ・ダレル氏を偲んで演奏する、パンテラの特別なメドレー。ベースを演奏しているのは、DEANのCEO(当時)、エリオット・ルビンソン氏です。マイケル・アンジェロ氏は「左でも逆手でも弾ける」という特技を持っているのですが、この技を駆使した超絶技巧が有名な「アンジェロラッシュ」です(4分13秒から)。世界中のギタリストに影響を与えたと言われており、自身が出演する教則ビデオで、「キミたちに、3つの言葉を授けよう。Practice! Practice!! Practice!!!(=練習)」という名言を残しました。
マイケル・アンジェロ氏のシグネイチャーモデルは、ボディトップの立体的な加工が美しいスーパーストラトタイプで、24フレットまで余裕で手が届く大きなカッタウェイと視認性の良いブロックインレイが特徴です。また、全機種でマイケル・アンジェロ仕様のCシェイプグリップが採用されています。
USAカスタムショップ製はアルダーボディのトップにAAAフレイムメイプルをあしらい、エボニー指板、EMGピックアップという高級仕様です。アジア工場製のMAB3はこの仕様を目指し、バスウッドボディにフレイムメイプルをあしらい、ローズウッド指板とDMT製ピックアップを備えています。
グラフィック/塗りつぶしモデルは全てアジア工場製ですが、上位機種「MAB1」はアルダーボディ、エボニー指板、EMGピックアップが採用されており、USAモデルに劣らない仕様となっています。
それに次ぐ3機種(MAB4、MAB3、MAB7X)は価格を抑えたシリーズとなっており、バスウッドボディ、ローズウッド指板、DMT製ピックアップが共通仕様です。このなかで「MAB3」が標準機、グラフィックを施したのが「MAB4」、7弦仕様が「MAB7X」です。
動画サイトでアンジェロ氏を検索すると高確率で上位に表示される「あのギター」を再現したものです。アメリカ人らしい独特すぎるボディシェイプになんと29フレットもの超高域を持っています。こんな高い音域を実際に使用するかどうかは別として、29フレットもあると24フレットがそんなに特別に高い音のように思えなくなる、という効果が期待できます。
Michael Angelo Batio: Double Guitar Shred Medley
二本のギターをつなげた「ダブルギター」がアンジェロ氏のトレードマークです。操作系やアウトプットまで独立していますが、だからこそ二本の音色を個別に設定でき、一人でツインギターの演奏をすることができるわけです。さすがに製品化はしていませんが、MUSIC CHINAなど大きな展示会では実物が出展されることもあります。
Vinnie Moore Signature VINMAN by Dean Guitars
「ネオクラシカル系」といわれうことの多いヴィニー・ムーア氏ですが、フィンガーピッキングを織り交ぜたカントリー系のプレイも得意です。
SMAPの楽曲に参加したこともあるヴィニー・ムーア氏のシグネイチャーモデルは、ボディトップのメイプルが極めて美しいUSAカスタムショップ製モデルを中心に展開されています。日本ではその廉価版として開発された、デビューアルバムのジャケットデザインをボディトップにあしらったグラフィックモデルが流通しています。
特殊グラフィックが目を引きますが、楽器本体は「Custom」シリーズをベースとしたオーソドックスなスタイルです。SSHというピックアップ配列に美しさを感じているためか、フロントのハムバッカーはシングルサイズのものが選択されています。
NILE – Enduring The Eternal Molestation Of Flame (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
カール・サンダース氏率いるテクニカルデスメタル(テクデス)バンド「ナイル」は、エジプトや古代中近東への関心をコンセプトにしていますが、ドラムのジョージ・コリアス氏が「やたらウマい」ことでも有名です。ナイルを効く多くの人が、ドラムの速さと音の生々しさに驚きます。
「DEANラインナップの中でも異色」といわれる黒いVは、マテリアルこそマホガニーボディ&ネック、ローズ指板とオーソドックスですが、ボディトップにはフレイムメイプルが貼られ、普通なら24.75インチとされる弦長を25.5インチに延長、指板にはスキャロップ加工が施されます。また24フレットからボディに接続されており、ハイポジションの演奏を妨げるものが何もありません。ピックアップには容赦ないハイパワーで知られるセイモア・ダンカン製「インベーダー」がリアに1基マウントされます。
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Leslie West meets Zakk Wylde! A conversation between two legends
ザック・ワイルド氏との特別なセッション。マウンテンのレスリー・ウェスト氏はギブソン・レスポール・ジュニアを長らく愛用しており、「一個しかないピックアップから驚くほど豊かな音を出す」と評されます。
マウンテンのヒット曲のタイトルを冠したシグネイチャーモデルは、ピックアップ1基のみのシンプルさでできたスペースをフルに活用した、エロさとクールさを共存させた思い切ったグラフィックが特徴です。マホガニーボディ&ネック、ローズ指板などギブソン的な仕様を踏襲していますが、弦をボディ裏から通す形式を採用しているのがDEAN的なアレンジです。
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SEVENDUST – “DECAY” – Official Music Video
タイトなリズムと畳みかけるヴォーカルを特徴とするSEVENDUST。メタルという分野で黒人は比較的珍しい存在ですが、やはりアフリカンなリズムを感じるような気がしますね。
ジョン・コノリー氏のシグネイチャーモデルはエクスプローラータイプの「Z」シリーズを出発点にし、レギュラーラインにはないトランスレッドカラーを選択、シックな黒いバインディング、12フレットのみの指板インレイというドレスアップを施しています。ピックアップにはDMT製の「Nostalgia」をフロント、リアに「Baker Act 」を選択しています。
TESTAMENT – “The Pale King” (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
エリック・ピーターソン氏が所属するスラッシュメタルバンド「テスタメント」は、サンフランシスコで興った「ベイエリア・スラッシュ」シーンの中核を担ったと伝えられています。メンバーが相次いで大病を患うなど、バンドの存続には危機がありました。
エリック・ピーターソン氏のシグネイチャーモデルは、「V」、「Z」各シリーズを出発点として仕上げられています。
ボディ形状の異なる両機はいずれもマホガニーボディ&ネック、ローズ指板の採用というように伝統的な仕様を取り入れていますが、ピックアップにEMG81、EMG85というスラッシュメタル御用達モデルが選択されています。またネックグリップはVシェイプとなっています。
価格を抑えたボルトオンモデルはバスウッドボディ、メイプルネック、DMTピックアップという組み合わせで、ネックグリップはCシェイプになっています。メタルの世界観を力強く表現するグラフィックが目を引きます。
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Dean Guitarsのギターを…
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