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ワウ・ペダルについて

ワウ・ペダル

ワウ・ペダル(以下ワウ)は、ペダルを踏みこむことで「ギターの周波数帯を変化させる」エフェクターです。踏みこんだ状態は高音域がブーストされ、上げた状態では中低音域がブーストされるようになっています。
ワウは足元で周波数帯を変化させられる「ペダル型イコライザー」とも言えるでしょう。ペダルを操作すると「ワウワウ」とうねったサウンドになることからワウと呼ばれています。

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ギター博士「ロックなリフやギターソロに、ファンキーなカッティングにも、ワウは使えるゾィ!動画では【半止め】ワウにも挑戦したんぢゃ♪」

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六弦かなで「人の声みたいで、なんていうか、すごく、本能に訴えかけてくる音だあ!」

ワウ・ペダルの使い方

ワウは「リードプレイ」や「カッティング」で使われることが多いです。足元でサウンドを変化させることができるので、「音色に表情」をつけることができます。ギターソロの頭で踏みこんだり、4分のリズムで踏みこんでカッティングをすると、エモーショナルなプレイを展開することができるでしょう。

またギターソロの時に歪ませて使用することで、フィードバックを自在に操ることができるのも魅力の一つ。踏み込んだ状態だと高音域がブーストされるので容易にフィードバックを発生させることができ、戻すと高域カットとなりフィードバックの量が下がっていきます。
この動作によって自分の気持ちいいところでフィードバックを延ばして恍惚の表情になるも良し!
エレキギターという楽器の表現の幅をたいへん広げてくれるのがワウ・ペダルです。

ワウを使った著名ギタリスト

ジミ・ヘンドリックス

Voodoo Child

ギターの神様、ジミ・ヘンドリック。ファズ・エフェクターと並んでジミのギタープレイの重要な要素となっているのがワウ・ペダル、「たんにカッティングの時に使う」というようなありきたりな使い方だけでなく、非常に個性的な使い方をしたことで知られています。

ワウの機種は Vox 847 を使用。Voodoo Child のイントロ、Still Raining, Still Dreaming といった楽曲でワウ・プレイを聞くことができます。
ジミ・ヘンドリックス

エリック・クラプトン

CREAM:White Room

エリック・クラプトンは歴史上最も偉大なギタリスト第4位にランクインしたギタリストです。クラプトンのリードプレイにワウペダルは欠かせず、ワウを使わせたら右に出る者はいない程の名手でもあります。
彼が使用しているのは VOX と JIM DUNLOP のワウペダルです。それぞれサウンドに特徴があるので、楽曲によって使い分けているとされています。エリック・クラプトンが Cream 時代 White Room で使用していたのは Vox 847 という機種です。
エリック・クラプトン

マイケル・シェンカー

MICHAEL SCHENKER:INTO THE ARENA

「神」と呼ばれるギタリスト、マイケル・シェンカーはワウ・ペダルを半分だけ開いたまま固定してギターソロを弾く、という独特のスタイルでワウペダルを使っています。この中域が少しだけ強調された独特のトーンに多くのギタリストが魅了され、フォロワー・ギタリストによって真似されています。
使用したのは JEN社の CryBaby wah、ギアの可変域を狭く改造して使用していたとのことです。

ワウで有名な定番3大メーカー

VOX

ワウペダル=VOXと連想するギタリストは多いのではないでしょうか?
ブリテッシュサウンドのアンプメーカーでもあるVOXは、「V84シリーズ」を販売しており、ワウペダルのスタンダートモデルとなっています。いくつか代表的な機種を紹介します。

VOX V847-AV847-A

V847-A

最も有名な現行モデルは「V847-A」というペダルでしょう。VOXのワウ製品の中でも最も人気が高く、世界中のギタリストに愛用されています。ヴィンテージモデルのウォームなサウンドを再現しつつ、激しいライブパフォーマンスにも対応する耐久性を備えています。

VOX V847-A - Supernice!エフェクター


V845

V845

また、現代のギタリスト向けに開発された「V845」というペダルもあります。V845 は V847 をパーフェクトに踏襲しつつもペダル部の塗装が変更、ローエンドがよりブーストされているワウペダルで、現代的な楽曲との相性が良い製品。価格も押さえられているので予算をかけたくない人にもおすすめできるモデルです。
V847-Aはヴィンテージサウンド、V845がモダンサウンドといった具合です。

VOX V845 - Supernice!エフェクター


VOX V846 HWV846 HW

V846 HW

さらに、ハンドワイヤード仕様の「V846 HW」という製品があります。高品質のパーツを手配線で組み上げた一台で VOX が見せた本気ワウ・ペダルといえるモデル、音痩せしない「トゥルーバイパス仕様」となっています。ワウペダルの音痩せで悩んでいる方は、一度試してみることをオススメします。

ページ上部のギター博士のワウ動画で使用しています!

VOX V846 HW - Supernice!エフェクター


JIM DUNLOP

GCB-95 CRYBABYGCB-95 CRYBABY

JIM DRUNLOPは「CRY BABY」という有名なワウペダルを開発したメーカーです。現行モデルには「GCB-95 CRYBABY WAH WAH」といった製品があり、高音域が強調される音抜けの良いサウンドとなっています。

操作性に関しては、CRYBABYは「踏みしろが大きい」ので、使いこなすのは慣れが必要です。その分音の変化が大きいため、抑揚ある表情豊かな演奏をすることができます。

また、ローエンドが強調されている「GCB-95F」という製品もあります。こちらはロック向きのサウンドで、ファズやディストーションとの相性も良く、激しいジャンルにも対応します。リードプレイはもちろん、リフやコードバッキングで真価を発揮するペダルです。

Dunlop CRYBABY GCB-95 - Supernice!エフェクター
Dunlop CRYBABY GCB-95F - Supernice!エフェクター

MORLEY

Morley MaverickMorley Maverick

MORLEYは軽量かつコンパクトなワウペダルを開発しているメーカーです。中でも世界的ギタリスト、スティーブ・ヴァイのシグネチャーモデルである「STEVE VAI BAD HORSIE 1」というワウペダルが人気です。本人との共同開発によって製品化された本機は、光センサーを使用したワウペダルです。

一般的なワウペダルはスイッチ式ですが、光センサーを搭載することで、ガリやノイズの無いワイドレンジなサウンドを実現しました。音痩せはかなり軽減されており、踏んだ瞬間にオンとなるため操作も簡単です

スティーブ・ヴァイといえば超絶ギタープレイで有名ですが、STEVE VAI BAD HORSIE 1のサウンドは中音域が強調された非常に扱いやすいモデルとなっています。ちなみに、上位モデルに新しい機能を搭載した「STEVE VAI BAD HORSIE 2」という製品があります。

MORLEY Bad Horsie - Supernice!エフェクター
MORLEY Bad Horsie 2 - Supernice!エフェクター

ギター博士がVOX、JIM DUNLOP、MORLEY それぞれのワウを弾き比べた企画が以下のリンクです。
ワウ徹底比較:VOX / Jim Dunlop / Morley

その他のワウをリリースしているメーカー

Ibanez WD7 Weeping Demon Wah

Ibanez WD7 Weeping Demon Wah

IbanezからクールなデザインのWD7という光学式ワウペダルが発売されました。本機の特徴は「スイッチの切り替えが可能」という点で、任意の角度でエフェクトオンになるFOOT SWモードと、足を乗せるとエフェクトオンになるAUTO SWモードを搭載しています。光学式なので安定した動作をする上、重量感のあるペダルは踏み心地もバツグンです。

Ibanez WD7 Weeping Demon Wah - Supernice!エフェクター

Xotic XW-1

Xotic XW-1

2914年末に登場した、RC Booster、EP Boster などブースターの人気が高いブランド Xotic の小型ワウ・ペダル。ワウの元祖である CLYDE WAH を再現したモデルで、イコライザーやBIAS、WAHなど4つのツマミを操作して、細かな音作りができるハイエンド向けワウです。

Xotic XW-1 - Supernice!エフェクター


ワウとオートワウの違い

ワウ系のエフェクターは「ワウペダル」と「オートワウ」の二種類があります。ワウペダルは足でエフェクトのかかり方を調整できますが、オートワウは「一定周期でエフェクトが自動的にかかる」ので、スイットを踏むだけで簡単にワウサウンドを楽しむことができます。ちなみに、オートワウは「エンベロープフィルター」とも呼ばれます。

二つの違いは「手動」か「自動」ということです。エモーショナルなリードプレイがしたい方はワウペダルを、一定のリズムで安定感のあるカッティングプレイがしたい方はオートワウを選ぶと良いでしょう。

定番オートワウ

BOSS Dynamic Wah AW-3BOSS Dynamic Wah AW-3

BOSS Dynamic Wah AW-3

BOSSのAW-3は多機能ながらも扱いやすいペダルで、初めてのオートワウにオススメの一台です。オートワウでありながらも外部ペダルを接続することで、ワウペダルとして使うことも可能です。
AW-3にはヒューマナイザーというコントロールが搭載されており、調整することでワウサウンドの表情を変えることができます。例えば、「ワウワウ」というサウンドだけなく、「アウアウ」、「イオイオ」といった具合に、サウンドそのものを変えることができます。多機能なオートワウが欲しい方は、AW-3を一度試してみると良いでしょう。

BOSS Dynamic Wah AW-3 - Supernice!エフェクター

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マルチエフェクターに入っていることも

ワウは「ペダル搭載のマルチエフェクターに内臓されている」ことがあります。とりあえずワウペダルを試してみたいという初心者の方は、ペダル搭載のマルチエフェクターを購入するという手もあります。Line6のPODシリーズや、BOSSのGTシリーズなどがオススメです。

ワウの接続順

ワウは接続順によってエフェクトのかかり方が変わります。一般的にはギターの直後に接続すると「弱いかかり方」になるとされ、歪み系ペダルの後段に接続すると「強いかかり方」になります。演奏スタイルやジャンルによって接続位置を変えるのが良いでしょう。

ワウペダルの改造

ワウペダルをモディファイ(改造)して使っているギタリストも少なくありません。モディファイをすることで、「音痩せ解消」や「ノイズ軽減」、「音抜け向上」などの効果が期待できます。「ハンダごて」、「ハンダ吸い取り線」、「ハンダ(Kester44など)」を用意すれば誰でもできるので、興味がある方は挑戦してみましょう。

具体的なモディファイの方法ですが、最も簡単なのが「配線の交換」です。内部配線を良質な物に交換するだけで、ノイズ軽減や音抜け向上などが期待できます。他には「コンデンサ類の交換」、「定数の変更(部品の定数を変えること)、「3PDTスイッチを使ったトゥルーバイパス改造」など、様々なモディファイがあります。

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