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James Tyler(ジェームス・タイラー)のギターについて

james-tyler 引用元:http://www.kitaharagakki.com/jtg.html

ジェームス・テイラー(=James Tyler)は、創始者の名前をそのままブランド名にしたコンポーネント・ギターの代表的ブランドです。創始者ジェームス・テイラーは大学卒業後に就職したリペアショップで腕前と名声を上げ、1980年にカリフォルニアに自分のリペアショップをオープンし、リペアのかたわらワーモス、トム・アンダーソン、シェクターなどからボディやネックを仕入れ、ギタークラフトも開始します。

当初からマイケル・ランドウ、スティーブ・ルカサーを始めとするスタジオミュージシャンの厚い支持を受けた「スタジオ・エリート」シリ−ズは、80年代から現代に至るまでスタジオミュージシャン御用達の名機とされています。

ジェームス・タイラーのギターの特徴

圧倒的な弾きやすさと楽器としての性能

james-tyler-head

ジェームス・テイラーの人気を第一に決定づけているのは、絶妙な握り心地のネックグリップ、指板の端を丸く滑らかに削る処理(=テーパー加工)、ネックヒールの加工など、「弾きやすさ」のためのアイディアや手間を惜しみなく注ぎ込んだ事による「マキシマム・プレイアビリティー(=めちゃくちゃ弾きやすい!)」です。

また俗に「アタックが速い」と言われる立ち上がりの良さ、強弱の幅(=ダイナミック・レンジ)といった「楽器としての反応の良さ」に定評があり、プレイヤーのフィーリングを余す事無くきちんとアウトプットできます。

この弾きやすさと音の良さで、シビアな環境で最高のサウンドと最高のプレイが求められるスタジオミュージシャンを強力にバックアップする楽器だと評価されています。

独特のルックス

james-tyler-marble STUDIO ELITE HD

1987年のL.A.ギター・ショーで公にデビューした、テイラーオリジナルのヘッド形状と幾重にも並んだブランドロゴは、現代ではこのブランドのトレードマークになっています。またカッタウェイ部分を覆わないピックガードのデザインも独特。特徴的なボディーカラーを活かすのにも一役買っています。

マーブルチョコレートの様に、色々なカラーがうねるように彩られたサイケデリックなボディカラーは、他の追随を許さないインパクトを放ちます。これは1991年、マイケル・ランドウのオーダーを受ける時に洒落でやってみたのがきっかけだそうです。

ちなみに元ヴァン・ヘイレン、現チキン・フットのベーシスト、マイケル・アンソニーの愛用する「ジャックダニエル」や「タバスコ」の瓶をかたどったベースは、テイラーが作ったものです。真面目で丁寧なだけでなく、遊び心のあるブランドですね。

「クォーターソーン(=柾目材)」使用のネック

james-tyler-neckJAPAN THE CLASSIC Ash

木目が真っすぐに走るように丸太から切り出す「柾目(まさめ)」材は均等な縦の木理が特徴で、収縮やねじれに強い特徴があり、ネックには最適だと考えられています。切り出す際のロスが多くなるため高価になってしまいますが、ジェームス・テイラーではこの柾目材を採用したネックを使用しています。

オプションのボディ構造

オプションでボディを「中空(=ホロウボディ)」にすることができます。楽器としての剛性は保ちつつ、ボディエンドからホーンの先までをくり抜いた構造で、外殻は厚さ約1センチになります。楽器本体が驚く程軽量になるだけでなく、アコースティックな響きが加わりとても良く響くようになります。また、バック材に「リブ」と呼ばれる空洞をいくつも空けることもできます。これにも軽量化と響きを良くする効果があります。

ジェームス・タイラーのギターのラインナップ

Studio Elite(スタジオエリート)シリーズ

スタジオエリート・シリーズ 左から:SE Trans Royal Blue、SE Trans Red、SE RETRO 2Tone Sunburst、SE HD BT Jim-Burst、SE Burning Water

日本でジェームス・テイラーといえばまずこのシリーズが思い浮かびます。1987年のデビュー以来、サウンドとプレイアビリティーにこだわる多くのミュージシャンを虜にしてきました。ストラトタイプを大きくアレンジしたルックスが特徴で、L.A.のスタジオシーンで求められるエッセンスを全て詰め込む事が開発コンセプトでした。発表以来の20余年で次々と改良が加えられ、「最も汎用性の高いスーパーストラト」としての存在感を発揮しています。

基本モデルの「STUDIO ELITE」はSSHレイアウトのテイラーオリジナルピックアップ、5点セレクタスイッチ、各ピックアップのモード切り替えスイッチ、どんな設定からでも一発でリア全開のサウンドにアクセスできるlead/rhythmスイッチ、ミッドブースターが標準装備で、トーンはついていません。オプションでボディ材やボディ構造、指板材やネック材、ピックアップ、アッセンブリ、ブリッジの形状、ピックガードの有無など変更ができ、自分だけの一本を作る事ができます。

「STUDIO ELITE BURNING WATER 」はマイケル・ランドウのために開発した「バーニングウォーター」と呼ばれる特殊なフィニッシュが目を引きます。SSHレイアウトに1ヴォリューム2トーンというシンプルなコントロールです。

「STUDIO ELITE HD」は、「STUDIO ELITE」からlead/rhythmスイッチを無くしトーン回路を加えたモデルで、現在テイラーでは最も人気のあるタイプになっています。

「STUDIO ELITE RETRO 」は、シングルコイルを3基搭載、1ヴォリューム2トーンといった、伝統的なストラトの形式に沿ったモデルです。仕様変更はできますが、ピックガードレスはできないようになっています。

他にもテレキャスターに近い「マングース」シリーズ、オリジナルシェイプでハードロック志向に設計された「アルティメット・ウェポン」というモデルがリリースされており、様々な仕様変更がオーダーできるようになっています。

Studio Eliteシリーズを…
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ジャパンモデル

JAMES TYLER JAPAN THE CLASSIC JAMES TYLER JAPAN THE CLASSIC Ash Blonde/Rosewood

「STRギターズ」という自社ブランドを持つ長野のギターファクトリー「飛鳥」、タイラーの輸入元でありタイラーギターを熟知している「キタハラ楽器」、そして本国のジェーム・スタイラー氏3者のコラボレーションにより、「JAMES TYLER GUITARS JAPAN 」が設立され、第一弾としてストラトライクなモデル「CLASSIC」が生産されています。USジェームスタイラーギターズより高精度のCADデータを引き継ぎ、配線やネジの一本に至るまで本国仕様にこだわった音と弾き心地、タイラーのスピリットが感じられる出来映えに、タイラー本人が驚いたといいます。変わらないクオリティながら国内生産により価格を抑える事に成功しているのが魅力です。

主な使用ギタリスト

マイケル・ランドウ

TOTOのギタリスト、スティーヴ・ルカサーと同じハイスクールの1年後輩で、在学中は共にバンド活動を展開、ルカサーの後任としてAORの代表的アーティストであるボズ・スキャッグズのバックバンドに加入して名を挙げ、以後大物ミュージシャンとの数々のセッションや自身のバンドプロジェクトなど精力的な活動を展開しています。

鳥山雄司

高中正義や松任谷由実、葉加瀬太郎などのコンサートツアー、 松田聖子の大ヒットシングル「あなたに逢いたくて〜Missing You〜」の編曲、 郷ひろみのカバーシングル「GOLDFINGER ’99」の原曲からのリアレンジなどスタジオミュージシャン、アレンジャーとして数々の業績をあげ、現在では自身のバンド「PYRAMID」としての活動も展開しています。

その他の愛用者

・スティーブ・ルカサー
・ダン・ハフ
・マイケル・ボルトン
・Takeshi Akimoto
・Wayne Krantz
・Buzz Feiten
など(Wikipedia より)