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CANARE(カナレ)のギターケーブルについて

CANARE のギターケーブル

カナレ(CANARE)は日本が世界に誇る音響ケーブルメーカーであり、現相談役である川本公夫氏が、「より良い音響設備を」という思いの下に立ち上げられました。当時の音響設備は「音が出れば良い」という考えが一般的で、「音質」が重要視されることはありませんでした。ノイズにも弱く、高品位な信号伝達ができるケーブルが殆ど存在しなかったため、「無いなら自分達で作ろう」となったのが製品開発のきっかけです。

「カナレはシールドケーブルの老舗メーカー」と考えている人が多いですが、シールドケーブルは同社製品の中でも「ごく一部」に過ぎず、あらゆる用途の音響ケーブルを発表しています。アマチュアからプロまで、ミュージシャンから音響関係者まで、カナレ製品は世界中の様々な場所で活躍しています。

カナレ製品の特徴

カナレのケーブルは耐久性が高く、リーズナブルな価格設定なのが特徴であり、それゆえ長きにわたって、シールドケーブルのスタンダードの地位を占めてきました。長らく定番として君臨した同社の「GS-6」は1982年から、シールド先端に使われるジャックも「F-15」というオリジナルの製品で、こちらは1979年からと、この世界でも随一の老舗と呼べる存在です。

GS-6は8万回の屈曲実験でも内部構造が乱れないという驚異的なデータを残しており、まさに耐久性には折り紙付きの信頼があります。

音質的には極めて無難なもので、特筆すべき個性などはありませんが、反面どのようなギターとアンプにも安定した音質が得られるのが魅力です。それゆえにシールドの第一歩として適役であり、この音をベースとして、何かプラスアルファとして別の要素が欲しくなったときに、高級ケーブルを探す旅に出るというのもいい選択でしょう。もちろん、このケーブルの耐久性を信頼して、いつでも使い続けるプロギタリストも多くいます。

自作シールドにオススメ

CANARE F-15 CANARE F-15

カナレ製品には自社開発の「F-15」という「ストレートプラグ」が使われているため、「ストレート-ストレート」という形状のモデルを取り扱っています。「L型-ストレート」、「L型-L型」といったモデルが欲しい方は、「シールドケーブルの自作」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

必要な道具は「ハンダ(Kester44など)」と「ハンダごて」、部品は「プラグが2個」と「シールドケーブルが1本」となっています。これらは電子部品とケーブルを扱っている店舗、あるいは通販サイトで手に入れることができます。作業自体はとても簡単で、ハンダごてを握ったことが無い方でも難なく製作することができます。

カナレのシールドケーブルは1mあたりの単価が安いため、自作した方が遙かに安上がりとなります。ただ、ハンダの付き方によっては「故障率が高くなる」ので、不安な方は完成品を購入した方が良いでしょう。

カナレの主なギターケーブル

GS-6という製品が長く定番として君臨していましたが、2016年現在、GS-6は線材単体を指す型番になっているようです。そのGS-6とオリジナルプラグを合わせたギター専用ケーブルとして、G○○という製品が市販されています。○○の部分には長さが入り、01から03、05、さらには10など、多様な長さのものがラインナップされています。

ちなみにカナレには、ギターに特化していない汎用品としてLC-○という製品が存在しますが、ギター用としてわざわざこちらを選ぶ必要はないでしょう。

PROFESSIONAL CABLE “G-xx”

CANARE GS-6 CANARE PROFESSIONAL CABLE G03

かつて存在した、同社のギター専用ケーブル「GR-6」の流れを汲む専用ケーブル。全体的にフラットな発音が求められる汎用品の楽器用ケーブルに比べて、エレキギターの主要な音域であるローミッド部分をふくよかにしたサウンドが持ち味で、どのようなギターとアンプでも本来の良さを失わない優等生です。上でも言及していますが、ケーブルの耐久性は折り紙付きで、ライブなどで酷使しても簡単に切れることはありません。初心者からプロフェッショナルに至るまで、幅広く支持されるケーブルの代表格です。

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線材のみを利用したタイプ

最近では、ずば抜けた耐久性を持つGS-6を線材に利用し、ジャックのみをスイッチクラフト社やノイトリック社のものにしたケーブルなどが、他社、あるいはケーブル専門店からも発売されています。カナレ純正とひと味違うものに興味がある方は一度試してみてもいいのではないでしょうか。