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ジョニー・グリーンウッド(Jonny Greenwood)

【所属バンド】レディオヘッド
【使用ギター】Fender Tele Plus、Fender Starcaster
【本名】ジョナサン・リチャード・ガイ・グリーンウッド
【生年月日】1971年11月5日
【出身地】イングランド

ヴォーカリストであるトム・ヨーク(Vo,Gu,Key)を含む3人のギタリストを擁するレディオヘッドにおいてバンド・サウンドの中核を担うのがバンドで最年少であるジョニー・グリーンウッドである。ジョニー本人はギターを単なる表現の道具としてしか捉えていない旨の発言をしているが、それを裏付けるようにレディオヘッドではラップトップやシンセ、パーカッションなどギター以外の楽器も演奏している。しかしながらギタリストとしてのセンス、アイデアの豊富さは群を抜いており、後続のギタリストたちに大きな影響を与え続けている。

【パブロ・ハニー~OKコンピューター】

レディオヘッドを一躍スターダムに押し上げた90年代屈指の名曲「クリープ」。デビュー作「パブロ・ハニー」に収録されたこの曲でのジョニーの豪快かつノイジーなミュート・カッティングは世界中のギター・キッズたちの心を鷲掴みにするほどのインパクトであった。「クリープ」のヒットで一気に世界的に知名度を上げたレディオヘッドの2作目「ザ・ベンズ」。「パブロ・ハニー」をより進化させたレディオヘッド流のギター・ロックでバンドは一気にUKギター・ロック勢の筆頭に登り詰める。「ジャスト」でのヴォーカルに寄り添うようなフレージングからの印象的なオクターヴ・プレイは一聴の価値アリ。全体的にトム・トーク、エド・オブライエン(Gu,Vo)とのギターの絡みも素晴らしい。
そして90年代ロックの金字塔であり、ロックの歴史のターニング・ポイントにもなった傑作「OKコンピューター」。ジョニーの豪快なギター・リフで幕を開ける「エアバッグ」。エドの凄まじいエネルギーに満ちたフレーズの裏でエキセントリックなソロを聴かせる「パラノイド・アンドロイド」など聴きどころ多数。

00年・01年に発表された「キッドA」「アムニージアック」は既存のロック・フォーマットを解体・最構築することによって制作され、エレクトロニック・ミュージックを大きく取り入れることにより、ギターの比重は極端に減少した。が、「オプティミスティック」「ナイブス・アウト」などで美しいギターの旋律を楽しむことが出来る。通常のバンド・アンサンブルとの乖離はあるものの、楽曲の素晴らしさと他のバンドにはないアイデアを具現化するスキルは圧倒的であり、レディオヘッドを聴くうえでは避けては通れない2枚である。

5作目となった「ヘイル・トゥ・ザ・シーフ」ではバンド・サウンドに回帰。前2作で培ったエレクトロニック・ミュージックの方法論を取り入れつつも、バランスよくギターが配置されるようになった。1曲目の「2+2=5」が再生された時はギター・バンドとしてのレディオヘッドが久しぶりにファンの前に現れた瞬間でもあった。以降、「イン・レインボウズ」「キング・オブ・リムズ」とサウンドはよりシンプルに、そしてサウンドの配置は緻密になり、レディオヘッドとジョニー・グリーンウッドは更なる進化を続けている。

また、ジョニーは「ボディソング」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」などサウンドトラックの制作も行っており、ギタリストとしての活動に留まらない音楽家としての才能も惜しみなく発揮している。

ジョニー・グリーンウッドの使用機材

メイン・ギターはフェンダー・テレキャスターの Fender Tele Plus。デビュー当時から愛用しており、ジョニーのトレードマークともなっている。近年では同じくフェンダーの”スターキャスター”を使用する機会も多い。アンプは VOX AC30 とFender 85。AC30 はクリーン・サウンド、Fender 85 は歪み用と使い分けているようである。
サウンドで特徴的なのはワーミーを多用することであり、単なる飛び道具としてではなく、ジョニーのサウンドを形作る重要なアイテムとなっている。その他に使用されているエフェクトはBOSSのオーバードライヴSD-1 や DODのエンペローヴ・フィルター、Electolo Harmonix Small Stone などである。

ジョニー・グリーンウッドの使用エフェクター – Supernice!エフェクター

名盤:OKコンピューター


OKコンピューターから:Paranoid Android

レディオヘッドのアルバムはどのアルバムも傑作と呼べるものばかりであるが、ギターという観点から選ぶならばやはりこの「OKコンピューター」を推したい。2作目である「ザ・ベンズ」も素晴らしいギター・フレーズのオン・パレードであるが、ロックをネクスト・レベルに引き上げたこの名作を挙げない訳にはいかないだろう。前述した「エアバッグ」「パラノイド・アンドロイド」の他にも「カーマ・ポリス」「ラッキー」といった美しいフレージングが聴けるバラードや、ジョニーが1人で完成させたという「ザ・ツーリスト」も収録されている。また、最後にレディオヘッドにはジョニーだけでなくエド、そしてトムという素晴らしいギタリストもいるということを付け加えておきたい。