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ザック・ワイルド(Zakk Wylde)

【所属バンド】オジー・オズボーン、ブラック・レーベル・ソサエティ、プライド・アンド・グローリー
【使用ギター】ギブソン・レスポール
【生年月日】1967年1月14日
【出身地】アメリカ ニュージャージー

オジー・オズボーンでの活躍

ランディ・ローズ、ジェイク・E・リーといったギタリストたちを発掘して世界に広めてきたオジー・オズボーンが、ジェイク・E・リーの後任として選んだのが当時19歳のザック・ワイルドであった。88年発表の「ノー・レスト・フォー・ザ・ウィケッド」の冒頭を飾る「ミラクル・マン」ではランディ・ローズ直系の豪快かつメロディアスな速弾きを披露している。作曲面でも貢献度は高く、ザックはギタリストとして世界的な知名度と人気を集めることとなる。ライヴ盤「ジャスト・セイ・オジー」を挟んで91年に発表された「ノー・モア・ティアーズ」ではオジーとの信頼関係も深まったことにより、ザックのプレイも一層冴え渡っている。2曲目の「アイ・ドント・ウォント・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」では彼のトレード・マークとも言える鋭いピッキング・ハーニクスと共にオジーに初のグラミーをもたらすこととなった。

プライド・アンド・グローリー~ブラック・レーベル・ソサエティ

その後、94年にオジーのもとを離れたザックはジェイムズ・ロメンゾ(Ba)、ブライアン・ティッシー(Dr)と共にプライド・アンド・グローリーを結成、バンド名を冠したアルバム「プライド・アンド・グローリー」を発表。ブルース、カントリーを取り入れたサウンドで自身の音楽性の幅広さを披露しファンを驚かせた。しかしながら2曲目の「ホース・コールド・ウォー」のように彼の持ち味であるハードなサウンドも十分に楽しめる1枚に仕上がっている。更にプライド・アンド・グローリーではヴォーカルも担当し、このバンドが後のブラック・レーベル・ソサエティへと発展していく。ブラック・レーベル・ソサエティは以降ザックのライフ・ワークとも言える活動となり、数々のアルバムを発表し続けている。
その後01年にブラック・レーベル・ソサエティと並行するかたちでオジー・オズボーンにも一時復帰を果たし、09年の脱退までオジーを支え続けた。

使用機材&プレイ・スタイル

zakk-wylde-les-paul Zakk Wylde Les Paul Bullseye

メイン・ギターはギブソン・レスポール・カスタム「Bullseye」。オジー時代から愛用し続けているため、ザックと言えばレスポール・カスタムというイメージが定着している。中でもサークルをペイントしたモデルが最も有名である。ザックの豪快さを物語るように弦のゲージは11~70という超ヘヴィ・ゲージ。サウンドはヘヴィになるがテンションがあまりにもきつくなるため、弦を通常とは反対側(ネック側)からテイルピースに通し、折り返してテイルピースの上に弦を載せてから弦を張るという工夫をしている。これにより少しでもテンションを緩くする事が出来るわけである。
ピックアップはフロントにEMG-85、リアに同じくEMG-81をマウント、アンプはマーシャルのJCM-800シリーズを使用している。
ダウン・チューニングを多用したヘヴィなサウンドが特徴であり、前述したような鋭いピッキング・ハーモニクスや音が揺れまくる強烈なビブラートを持ち味にしている。ペンタトニックで弾き倒す潔さもあるが、チキン・ピッキングや高速マシンガン・ピッキングなどテクニックの引き出しも多い。エフェクターはBOSS OD-1、ジム・ダンロップのCRYBABY、自身のシグネイチャー・モデル・コーラス MXR ZW-38 などを使用。

ザック・ワイルドの使用エフェクター一覧 – Supernice!エフェクター

名盤:ノー・モア・ティアーズ

オジーのもとを離れて以降、自身の音楽性を広げ続けているザックだがやはりここではオジーのバンドで自らの持ち味を如何なく発揮した傑作「ノー・モア・ティアーズ」を推したい。オジーは当時このアルバムを最後に引退することを発表しており、オジー自身のテンションも高く凄まじいエネルギーに溢れている。冒頭の「ミスター・ティンカートレイン」や「アイ・ドント・ウォント・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」のようにザックの痛快きわまりないザクザクとしたリフとハーモニクスを活かしたハードなナンバーもあれば、「ママ、アイム・カミング・ホーム」のように美しいアルペジオを奏でるバラードも楽しめる。個人的には流れるようなスライド・ギターのイントロから一転ゴースト・ノートを効かせたハードなリフを展開させる「A.V.H」が超オススメ!