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パワーサプライ(電源供給)

パワーサプライ

パワーサプライとは

パワーサプライは複数のエフェクターにパワー(電源)をサプライ(供給)する「電源供給装置」です。何種類ものペダルを使用するギタリストには必須のアイテムで、各メーカーから様々なモデルが販売されています。

パワーサプライは、1つのレギュレーター(電源供給回路)を使って複数の端子から電源を供給する「通常型」、アダプターから供給された電源を分岐させて使う「分岐型」、1つの端子に1つのレギュレーターが搭載されている「独立型」といった3種類に分けられます。

それぞれ特徴がありますが、通常型はパワーサプライの定番モデルに多く、分岐型はBEHRINGER などの格安メーカーがよく扱っており、独立型はハイエンドモデルに多いです。

パワーサプライの選び方

電流容量を確認する

パワーサプライには「電流容量」という、A(アンペア)やmA(ミリアンペア)で表記される数値があります。例えば、電流容量が「400mA」だった場合、接続するエフェクターの消費電流が合計で 400mA を超えてしまうと、パワーサプライは安定した電源供給をすることができなくなります。

消費電流は各ペダルによって異なりますが、基本的にアナログペダルは消費電流が少なく、デジタルペダルは消費電流が多くなっています。例えば、BOSSの定番ディストーションである「DS-1」はアナログペダルで消費電流が「4mA」ですが、最新モデルの「DS-1X」デジタルペダルで消費電流は「45mA」となっており、単純計算で消費電流に10倍以上の差があることがわかります。このように、自分が使いたいペダルの消費電流に合わせて、パワーサプライを選ぶ必要があります。注意したいのは、パワーサプライの電流容量ギリギリまで接続すると、結果的に動作が不安定となってしまうことです。安定した電源供給のためにも、使用するペダルの合計消費電流が「電流容量の 3/4 」に収まるようにしましょう。

ノイズを減らすには独立型がいい?

通常型と独立型のパワーサプライは、アナログペダルとデジタルペダルを同時に使用すると、「デジタルノイズ」が発生します。これはデジタル回路特有の「変動電圧」が起因となっており、デジタルペダルを別のアダプターで使用するか、「独立型のパワーサプライを使用する」ことにより解決します。

アダプターで電源供給する方法は、別のコンセント穴が必要になるので、場所によっては使い勝手が悪いかもしれません。なので、ここでは独立型のパワーサプライを使用することをオススメします。

独立型パワーサプライは上述にもあるように、1つの端子に対して1つのレギュレーターが搭載されているため、「電流が混在しない」という特徴を持っています。そのため、アナログペダルとデジタルペダルを同時に使用してもデジタルノイズが発生することはありません。別のコンセント穴も必要無いため、使い勝手も良いです。

また、独立型はノイズフィルターやアルミ削り出しボディの採用など、ノイズ対策を徹底しているモデルが多いので、ノイズを限りなく減らしたい方は独立型のパワーサプライを検討してみましょう。

9V と 18V の違い

エフェクターには、「9V駆動」と「18V駆動」の物があります。一般的なエフェクターは9V駆動ですが、ペダルによっては18V駆動に対応しており、9V駆動よりもダイナミクスレンジが大きく、音圧のあるサウンドになります。

センターマイナス、センタープラスについて

エフェクターの電源には「センターマイナス」と「センタープラス」といった2種類の「極性」があります。大半のエフェクターがセンターマイナスで動作しますが、ヴィンテージエフェクターなどにはセンタープラスで動作する物もあります。

センタープラスで動作するエフェクターは、「極性反転ケーブル」という変換ケーブルを用いれば、一般なセンターマイナスの電源アダプターで動かすことが可能です。仮にセンターマイナスの電源を直接使っても壊れることはありませんが、エフェクター自体は動きません。

定番パワーサプライ

Noah’sark AC/DC-1

Noah’sark AC/DC-1

パワーサプライといえば Noah’sark の AC/DC-1 を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。本体のサイズは比較的大きい部類に入るものの、最大容量 1A(アンペア) 、9V端子が9つ、12V端子が3つ、3ピンコンセント穴が4つと、トップクラスの機能性を持っています。

特徴的なのは3ピンコンセント穴を4つ搭載していることでしょう。これにより、専用アダプターでしか動かないエフェクターに電源を供給することができます。アマチュアからプロまで幅広いギタリストに愛用される定番パワーサプライです。

Noah’sark AC/DC-1 – Supernice!エフェクター

Custom Audio Japan AC/DC STATION VER.2

Custom Audio Japan AC/DC STATION VER.2

白いボディにコンパンクトなサイズのパワーサプライといえば AC/DC STATION です。現行モデルは VER.3 ですが、既に生産が終了している VER.2 もかなり人気があります。9V端子を7つ搭載しており、コンパクトペダルサイズのパワーサプライの中で最も使用者が多い定番モデルです。

本機は9Vから12Vの電源アダプターを接続し、各9V端子に電源を供給することができます。ちなみに、12Vアダプターを使って9Vに降圧した方が、より安定した電源をエフェクターに供給することができます。

Custom Audio Japan AC/DC STATION VER.2 – Supernice!エフェクター

Custom Audio Japan AC/DC STATION VER.3

Custom Audio Japan AC/DC STATION VER.3

上記の定番モデル、 AC/DC STATION の三代目となるのが VER.3 です。 VER.2 との大きな違いは本体の形状で、 VER.3 は縦長のスマートなボディに変更されています。また、9V端子が6つに減っているのは、低損失レギュレーターを搭載したためです。これにより、ノイズレスでクリーンな電源を各9V端子に供給できるようになりました。

本機は上述にあるように、ノイズ対策に力を入れた製品です。エフェクターのノイズに悩まされている方は、一度試してみることをオススメします。

Custom Audio Japan AC/DC STATION VER.3 – Supernice!エフェクター

VOO DOO LAB PEDAL POWER 2 PLUS

VOO DOO LAB PEDAL POWER 2 PLUS

最も有名な独立型パワーサプライといえば PEDAL POWER 2 PLUS です。電源に強い拘りを持っているプロギタリストが愛用する、プロユースモデルです。独立型なので、デジタルペダルとアナログペダルを混在させてもノイズが発生しません。

このパワーサプライはそれぞれ独立した8つの端子を使うことができ、最大100mAの可変式端子(9V か12.3V)が計6つ、最大250mAの可変式端子( 9V か 12V) が計2つ搭載されています。使いたいエフェクターに合わせて使用する端子を変えれば、より効率的に電源を供給することができるでしょう。

VOO DOO LAB PEDAL POWER 2 PLUS – Supernice!エフェクター

おすすめパワーサプライ

Vital Audio POWER CARRIER「VA-01」「VA-08 MkII」

VA-01 VA-08 MkII 左:VA-01、右:VA-08 MkII

輸入代理店「Hook Up」が扱うオリジナルブランド「Vital Audio」のパワーサプライ。
コンパクトな「VA-01」は、9V/100mA:7系統、9V/500mA:1系統、12V/100mA:1系統、18V/100mA:1系統を装備。計10系統のエフェクターへの電源供給が可能ながら、6,000円前後と非常にコストパフォーマンスの高く、予算の少ない人にも最適なモデルとなっています。
「VA-08 MkII」はVital Audioのフラッグシップモデルのパワーサプライ。9V(〜500mA):6系統、9V/12V/18V可変(〜800mA):2系統装備、総電流容量は2000mAなので高機能なエフェクターの接続もOK。「VA-01」よりも電源供給できる数が少ないのですが、全てのポートを独立させた「フルアイソレート仕様」となっており、非常に安定した動作が保証されます。それでも価格は1万円強と、高機能なパワーサプライとしてはリーズナブル。

Vital Audio POWER CARRIER VA-01 – Supernice!エフェクター
Vital Audio POWER CARRIER VA-08 MkII – Supernice!エフェクター

FIREGLOW PPS-01

FIREGLOW PPS-01

国産ブランド FIREGLOW によるパワーサプライ「PPS-01」は、ブルーのカラーリングが印象的なモデル。DC9V 端子を6系統、9/12/18V 可変端子を2系統(総電流容量は計2800mA)装備した完全アイソレート型のパワーサプライ。Vital Audio「VA-08 MkII」とほとんど同様のスペックとなっていますが、こちらは1万円を切るさらにリーズナブルなパワーサプライ。コンパクトさと高機能、そして低価格を実現しています。

FIREGLOW PPS-01 – Supernice!エフェクター

One Control Distro

One Control Distro

新気鋭のエフェクターブランド、 One Control から「アルミ削り出しボディ」のパワーサプライが発表されました。ノイズに強いアルミ削り出しを採用し、計9つの独立した端子を搭載しています。おまけにパワーサプライとしては珍しい、カラーバリエーションも用意されているので、自分好みの色を選ぶことができます。比較的新しい製品にも関わらずプロの使用者も多く、今後パワーサプライの新定番となるのは間違いないでしょう。

One Control Distro – Supernice!エフェクター

VOCU Baby Power Plant Type-C

VOCU Baby Power Plant Type-C

Baby Power Plant Type-Cは、コンパクトなボディに、「2つのパワーサーキットを搭載」したパワーサプライです。6つの9V端子を装備しているパワーサーキットが丸ごと2つ入っているので、計12個の9V端子が使用できるということになります。また、VOCU は様々なオプションを用意しており、「デジタル専用端子2個、アナログ専用端子が10個」といったカスタムオーダーも可能です。

VOCU Baby Power Plantシリーズ – Supernice!エフェクター

Digitech Hardwire V-10 Power Block

Digitech Hardwire V-10 Power Block

定番のエフェクターブランド、 Digitech から V-10 Power Block という独立型のパワーサプライが登場しました。計10個の端子を搭載し、最大 150mA の9V端子を4つ、 9V から 12V に可変する端子が6つ、各端子の切り替えは底面の DIP スイッチによって可能です。相当な容量を誇るパワーサプライなので、たくさんのデジタルペダルを使っても電源に不足することは無いでしょう。

Digitech Hardwire V-10 Power Block – Supernice!エフェクター

EX-Pro PS-2

EX-Pro PS-2

完全プロユースのパワーサプライといえば EX-Pro の PS-2 です。先代の PS-1 はパワーサプライの常識を覆す最高クラスの製品でしたが、正統後継機種である PS-2 はさらにグレードアップして帰ってきました。 PS-1 との違いは「 7V から 18V 可変出力」が搭載されたことです。これにより、様々なエフェクターの動作電圧に対応するだけでなく、 7V モードを選択することで、「消耗した 9V 電池」を再現することも可能です。電源マニアにはたまらない、パワーサプライの最高峰です。

EX-Pro PS-2 – Supernice!エフェクター

Free The Tone PT-3D

Free The Tone PT-3D DC POWER SUPPLY

PT-3Dは、Free The Tone のパワーサプライ PT シリーズの中でも大電源(500mA)エフェクターにも対応できるよう、DC9Vx6個 の他に 500mA出力x2個 搭載、近年のペダルボード事情が考慮されています。コンパクトながら完全独立アイソレーテッドの出力端子により安定した電源供給を可能に、そしてローノイズを実現した理想的なモデルとなっています。

Free The Tone PT-3D DC POWER SUPPLY – Supernice!エフェクター

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