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ワーミー・ペダルについて

ワーミー・ペダル

ワーミーは Digitech 社が販売する製品で、ペダル操作一つで「自由自在に音程を変化させる」ことができるエフェクターです。トレモロアームが付いていないレスポールなどのギターでも、アーミングプレイのようなサウンドを鳴らせることが可能です。また、音程を変化させるだけでなく、ハモりを加えるなど、ハーモナイザーとしても使うことができます。

ワーミーは音程変化とハーモニーを設定してペダルを踏みこむだけなので、操作自体はとても簡単です。1オクターブ、2オクターブ、3度ハモり、5度ハモり、といった具合に細かく設定することができます。

ワーミーの使い方

ワーミーは主に「リードプレイ」で使われることが多いペダル・エフェクターです。聴き手を驚かせる過激な、「爆撃機サウンド」を鳴らせる他、ギターソロにハモりを加えてツインギターのようなサウンドにすることも可能。音程を大きく外してトリッキーな飛び道具として使用することも可能です。

ワーミーのデメリット:音ヤセ、レイテンシー

ワーミーのような音程変化系エフェクターには「音痩せ」というデメリットがあります。複雑な回路をバイパスするので、結果的に芯の無い細いサウンドになってしまいます。また、ピッキングしてから微妙に遅れて音が聞こえる「レイテンシー」もワーミーの抱える問題の一つです。

音痩せ対策は様々ありますが、最も簡単なのは「音痩せしないモデルを選ぶ」ということです。最新機種の「Whammy 5」は通常のDSPバイパスの他、「トゥルーバイパス」を選ぶことができるので、音質劣化の心配がありません。Whammy 5のように音痩せしないモデルを選ぶこ良いでしょう。

ワーミーを使った有名ギタリスト

ダイムバッグ・ダレル

ワーミーというエフェクターを世に認知させた有名ギタリストと言えば「ダイムバッグ・ダレル」です。ロックバンド、「パンテラ」のギタリストで、早弾きとワーミーを使ったテクニカルなリードプレイで圧巻のパフォーマンスを披露していました。

ダイムバッグ・ダレルが使っていたのは初代ワーミーです。初期はトレモロアームを多様していましたが、アルバム後半になってワーミーペダルを多様するようになります。パンテラの楽曲をコピーするならワーミーは必須でしょう。
ダイムバッグ・ダレル

トム・モレロ

近代ギター・テクニックの進歩、ギター奏法の在り方を根底から覆した、というかまったく別角度からの発想で、独創的なギタープレイを発表し続けたギタリスト、それがトム・モレロです。変態的ギターソロだけでなく、バッキング時にもワーミーを使用してトリッキーなプレイを披露しています。
トム・モレロ

ワーミー=Digitech社?

ワーミーはDigitech社の「製品名」です。足元で音程を変化させるエフェクターという認識が強いですが、元々は製品名なので、エフェクターの一種ではありません。また、他社のマルチエフェクターにワーミーが搭載されている場合がありますが、それらはワーミーという「エフェクト」です。

本来ワーミーを名乗って良いのはDigitech社だけなので、本物が欲しい方はマルチエフェクターではなく、赤いボディの Whammy ペダルを購入しましょう。

Digitech ワーミーの種類

Whammy (WH-1)

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1989年に発売された初代ワーミーペダルで、現行モデルと比べると太くとウォームなサウンドが特徴です。モード切替等、操作面にデメリットが多く存在し、発売から4年後に製造中止となりました。

モード切替の困難さなど使い勝手が悪いという難点もありましたが、ピッチベンドの際にも太い音を保つことから発売終了後も人気が高く、今ではプレミアがついている貴重なペダルです。

Whammy 2 (WP-2)

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ワーミーの象徴である赤いボディではなく、黒いボディが特徴の二代目は、モード選択のフットスイッチを搭載したモデルになります。初代のデメリットを改善したため操作性がかなり向上されたペダルですが、脆弱性もあったため初代同様こちらもすぐに生産終了となっています。

Xp-100 (Whammy-Wah)

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三代目のワーミーは赤いボディに戻り、ワウやハーモナイザーなど様々なエフェクトを搭載したモデルになります。新しい機能を追加しすぎたため、レイテンシ(音の遅延)が目立つようになってしまい、使いこなすのが難しいペダルとなってしまいました。

Whammy 4(WH-4)

Whammy 4Whammy 4

三代目の失敗を生かし、初代のようなシンプルなモデルを意識して開発されたのが四代目のWH-4です。デザインもかなり手が加えられ、ボディも足の長さに丁度合わせた縦長サイズに変更されています。爆撃サウンドを実現する「Dive Bombモード」を新たに搭載、現代のギタリスト向けに改善されたペダルとなっています。

Whammy DT

Whammy DTWhammy DT

四代目ワーミーにドロップチューニングエフェクトを搭載した一台です。DTとは「ドロップチューニング」の略で、1オクターブまでのアップ、ダウンチューニングを可能としています。電源も9VACから9VDCに変更され、トゥルーバイパスモードも選択できるなど、機能面のみならず音質面も強化されたペダルです。

Whammy 5(WH-5)

Whammy 5Whammy 5

ワーミーの集大成とも呼べる最新機種のWH-5は、従来のワーミー機能に加え、「和音のピッチ変化」にも対応しました。これが非常に画期的な機能で、和音に使用されている音階を瞬時に判断し、違和感無くピッチ変更できるというものです。歴代のワーミーは和音を設定通りそのまま変化させていたので、和音の音階に合わせてピッチ変化させるWH-5は、ワーミーペダルの最高傑作と呼ぶに相応しい一台でしょう。
今から初めてワーミーを使う、という人はこのモデルがおすすめ

Whammy 5 – Supernice!エフェクター

Bass Whammy

Bass Whammy

第5世代ワーミーの登場後、2014年4月に登場したベース専用のワーミー「Bass Whammy」です。それまでギター/ベースとも兼用だったのをベースのためだけにチューンナップされたモデル。9VDC電源にも対応しているので使い回しがしやすくなっています。WH-5 と同様トゥルーバイパス仕様で音痩せも解消されています。

Digitech Bass Whammy – Supernice!エフェクター


他社のワーミー・タイプのエフェクター

Morpheus Bomber

Whammy 5Morpheus Bomber

3オクターブ降下の爆撃サウンドを可能とする本機種は、Digitech社のワーミーと肩を並べるペダルです。非常にエグい音程変化をするので、メタルやハードロックなど激しいジャンルのギタリストが好んで使っています。和音のピッチにも対応し、本家ワーミーと競合する対抗馬です。

Morpheus Bomber – Supernice!エフェクター


ワーミー接続順

ワーミーは「ギターの直後」に繋ぐのが良いです。これはワーミーだけに限らず、音程変化形のエフェクターはできるだけ前に繋ぐようにしましょう。後段に繋ぐと他のエフェクターの出音に影響が出てしまいます。

ワーミー・ペダル一覧 – Supernice!エフェクター