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ピッチシフター・エフェクターについて

ピッチシフター・エフェクター

ピッチシフターは「音程を自由に変えることができる」エフェクターです。音程(Pitch)を変化(Shift)させることから、Pitch Shifter(ピッチシフター)と呼ばれます。

ピッチシフターの基本操作

ピッチシフターのコントロールツマミは

  • Pitch:音程をどれくらい変化させるか調整するツマミ
  • Level、Balance:原音とエフェクト音をどれだけ混ぜるのか調整するツマミ

となっています。製品によっては様々なコントロールを搭載していたり、上記と名称が異なる場合があります。Pitchに関しては、「半音単位」で調整できる製品が多いです。

ピッチシフターの使い方

ピッチシフターは主に「リードプレイ」や「コードストローク」で使われます。好みのピッチに固定して楽曲のキーに合ったソロを弾く、といった使い方ができます。また上述のように半音単位で音程を変化させることができるため、終盤でコード進行が半音上げになる楽曲などに使うということもできます。

ピッチシフターを使った有名ギタリスト

スティーブ・ヴァイ

Steve Vai – For The Love Of God Live

ピッチシフターを使っている有名ギタリストといえば「スティーブ・ヴァイ」です。ほぼすべての楽曲にピッチシフターを使ったというアルバムもあるくらい、音程変化系エフェクターを多用する世界的ギタリストです。

現在、スティーブ・ヴァイが使用しているのはTC electoronicのG Systemです。マルチエフェクターではありますが、高品位なエフェクトが多数搭載されており、彼はG System内蔵のピッチシフターを主に使っています。

ピッチシフターとワーミーの違い

Digitech WhammyDigitech Whammy

音程を変化させるエフェクターといえば、ピッチシフターの他に「ワーミー」が思い浮かぶかと思います。ピッチシフターとワーミーの違いは、ピッチシフターが音程を変化させる「エフェクター」なのに対して、ワーミーは音程をペダルで操作する「製品」だということです。

ピッチシフター自体はエフェクターの一種であり、製品名ではありません。それに対してワーミーは製品名であるため、ピッチシフターとワーミーは別物ということになります。

ピッチシフターの種類

ピッチシフターには明確な種類はありませんが、あえて言うならば「ワーミー」がピッチシフターの仲間に入ります。上述のようにワーミー自体は製品名の一種ですが、一つの音程を変化させるという点ではピッチシフターと何ら変わりありません。

定番ピッチシフター

BOSS PS-6 Harmonist

BOSS PS-6 Harmonist

コンパクトな多機能ピッチシフターといえば BOSS の PS-6 です。ピッチシフターに属するものの、エクスプレッションペダルを使ってワーミーのように使える他、複数の音程を加えることができるため、ハーモナイザーとして使うことも可能です。

本体右側にある「デチューン」というコントロールを調整することで、コーラスのような厚みのある音を作ることもできます。一台で様々な音を作りたいという方にオススメです。

BOSS PS-6 Harmonist – Supernice!エフェクター


格安ピッチシフター

MOOER Pitch Box

MOOER Pitch Box

驚くほど小さなボディの Pitch Box には、音程を変化させる Pitch ツマミと、ハーモニー、デチューン、ピッチシフターといった三種類のモードを切り替えることができるスイッチを搭載しています。

ピッチシフターモード、ハーモニーモード時は「±2」の音程まで変化させることができます。新品でもリーズナブルな価格で販売されているので、気軽に試せるのも嬉しいところです。

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ハイエンドピッチシフター

Eventide PIT CHFACTOR

Eventide PIT CHFACTOR

ハイエンドピッチシフターの代表といえば PIT CHFACTOR です。開発メーカーの Eventide はピッチ系エフェクターに定評があり、PIT CHFACTOR は「原音に限りなく忠実」という特徴を持っています。出力されるサウンドも非常に安定感があり、プロギタリストが好んで使用しています。

基本となる Diatonic モードは難しい操作もなく、自動的にキーを検出してハーモニーを加えてくれます。音楽理論がわからないという方でも簡単にハーモニーを付けることが可能です。

Eventide PIT CHFACTOR – Supernice!エフェクター


EHX Electoro Harmonix HOG2

Electoro Harmonix HOG2

ピッチシフターの中でも「色モノ」と呼ぶに相応しいのがエレハモの HOG2 です。ピッチシフターはもちろん、ハーモナイザーやオクターバーなど、あらゆる音程変化系エフェクターを内蔵している万能ペダルです。

公式で「ギターシンセサイザー」と銘打っているように、設定次第ではオルガンのようなサウンドを作り出すことも可能です。ギターサウンドだけでは物足りないというピッチシフターマニアの方にオススメしたい一台です。

Electoro Harmonix HOG2 – Supernice!エフェクター


おすすめピッチシフター

Earth Quaker Device Rainbow Machine

Earth Quaker Device Rainbow Machine

「ディレイとピッチシフターを融合させたペダル」が Rainbow Machine です。ピンク色のボディが可愛らしい本機ですが、エレキギターとは思えないカオスなサウンドを作り出すことができる、いわゆる「変態系ペダル」です。

モジュレーションディレイとピッチシフターを同時に鳴らしているようなサウンドで、ありそうでなかったユニークなペダルです。もちろん設定次第で通常のピッチシフターとして使用することもできます。

Earth Quaker Device Rainbow Machine – Supernice!エフェクター


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ピッチシフターは音痩せがある?

一般的なコンパクトタイプのピッチシフターの場合、構造上どうしても「音痩せ」は避けられません。元々複雑な仕組みのエフェクターなので、部品数が限られてくるコンパクトタイプだと、音質確保にも限度があるからです。
音痩せ対策としては、前段に「高品質なバッファ」を接続するのが良いでしょう。ピッチシフターを繋げても芯のある太い音になります。トゥルーバイパス仕様のハイエンドモデルを買うのも良いでしょう。

ピッチシフターの接続順

ピッチシフターは「歪み系の前段」に繋ぐことをオススメします。特にハーモナイザー系ペダル(ハモりなどを出力できるペダル)はノイズが比較的多いので、必ず歪み系ペダルの前段に繋ぐようにしましょう。

ピッチシフター・エフェクター一覧 – Supernice!エフェクター