エレキギターの総合情報サイト

スラッシュ(Slash)

スラッシュ(Slash)

80年代後半に大ブレイクを果たし、音楽シーンの流れを変えたガンズ・アンド・ローゼス。その象徴的な存在の1人であったスラッシュは、トップ・ハットにギブソン・レスポールというスタイルで、一躍人気ギタリストとしての地位を確立しましたた。彼の登場でレスポールの売れ行きが急速に伸びたことがその影響力の大きさを示していますが、ガンズ&ローゼス脱退後はスラッシュ・スネイクビットを率いての活動やソロ・アルバムのリリース/ヴェルヴェット・リヴォルヴァーへの参加のほか、数多くのアルバムにゲスト参加するなど、その活動は常に多岐に渡っています。

そうした功績が認められ、近年はギブソンやマーシャル、ジム・ダンロップから彼のシグネチャー・モデルのエレキギターやギターアンプエフェクターが発売されるなど、その人気は未だに衰えることを知りません。

Biography

1965年7月23日 生 英ロンドン出身
本名はサウル・ハドソン。レコードのアートディレクションを行っていたイギリス人の父と、デヴィッド・ボウイなどの衣装を作っていたアフリカ系アメリカ人の母を両親に持つ。11歳の時にアメリカのLAに移り住むが、ほどなくして両親は離婚。祖母の元で暮らす彼は15歳でギターを手に入れると地元の音楽教室に通い始め、レッドツェッペリン、ローリングストーンズ、ジミ・ヘンドリックスジェフ・ベック、マイケルシェンカー、エアロスミスなどに親しみ、バンド活動を開始。
そのまま高校を中退し、数々のバンドを渡り歩き、W.アクセル・ローズ(Vo)率いるハリウッド・ローズにオーディションの末に加入するがバンドはすぐに解散。その後アクセルがイジー・ストラドリン(g)、ダフ・マッケイガン(b)と新たに結成したガンズ・アンド・ローゼスに、トレイシー・ガンズの後がまとしてスラッシュが加入、さらにスティーブンも加わり最強のメンバーが揃ったバンドはLAのクラブシーンで頭角を表すようになり、1986年3月にゲフィン・レコードと契約が成立しました。


Guns N’ Roses – Welcome To The Jungle
ガンズと言えば、まずはこれ。シャナナナナナナナニーッ!はあまりにも有名

ガンズ・アンド・ローゼスの大ブレイク

86年自主制作のミニライブ・アルバム『Live?!★Like A Suicide』が4週間で1万枚の大ヒットを記録し、のちの87年の1stアルバム『Appetite For Destruction』で正式にメジャー・デビュー。当時流行っていたポップなメタルとは一線を画し、ハードなロックンロールにパンクのアティテュードを盛り込んだような音楽を展開したようなこのアルバムは当初セールス的に伸び悩んでいましたが、シングル「Welcome To The Jungle」がMTVで頻繁にオンエアされたこともあり、ジワジワと人気に火が点き、アルバムはリリースから1年以上経った1988年8月に全米チャートNo.1を記録、後に続けとばかりワイルドなハード・ロック系バンドの急増と共にそれまで主流だったグラム風のメイクや派手なファッションのバンドが衰退、さらに当時当たり前だったストラト型のギターも下火になり、ギブソン・レスポールを使うギタリストが増えていきます。


Guns N’ Roses – Sweet Child O’ Mine
スラッシュと言われて、まずこの曲のリフを思い浮かべる人も多いのでは。

ガンズ脱退~ソロ・プロジェクト始動

88年12月には初来日公演を実現、バンドはレコーディングをスタートされるがドラッグ中毒のスティーヴンを解雇しレコーディングは中断。その後元カルトのマット・ソーラム(dr)とキーボードのディジー・リード(key)を加えてレコーディングを続行。1991年に30曲を2枚のアルバムに分けてリリースさrて『Use Your Illusion 1』『Use Your Illusion 2』をリリース。これがそれぞれ全米1位と2位を記録し、バンドは名実共にトップスターへ仲間入りを果たしたのでした。

その後イジーが脱退、変わりにギルビー・クラーク(g)を迎え93年にカバーアルバム『The Spaghetti Incident?』をリリース。この後スラッシュはバンドを離れ元ジェリー・フィッシュのエリック・ドーヴァー(Vo)と共にスラッシュズ・スネイクビット名義でアルバム『It’s Five O’clock Somewhere』をリリース。95年末にガンズ・アンド・ローゼスを脱退します。

ソロ・キャリア以降

ガンズ脱退以降、スラッシュは勢力的に様々なプロジェクトに参加します。
スラッシュズ・スネイクビットは2000年に2ndアルバム『Ain’t Life Grand』をリリース。LUNA SEAのベーシストであるJのソロ・アルバム『PYROMANIA』の楽曲にギター・ソロで参加しています。


ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのリードソングと言える楽曲:Slither

そんなある時、ガンズのメンバーであるマットとダフと再びよりを戻したスラッシュは(アクセルだけ仲間外れなんですね…)、ストーン・テンプル・パイロッツのボーカルであるスコット・ウェイランド(Vo)を迎えてVelvet Revolver(ヴェルヴェット・リヴォルヴァー)を結成。ファーストアルバム『Contraband』(04年)が全米No.1に入るヒットとなると、07年の2ndアルバム『Livertad』も全米最高5位を記録。その後スコットがストーン・テンプル・パイロッツに戻ることを表明してからは、自身のソロアルバム『Slash』(10年)をリリース。このアルバムには様々なゲストボーカルが参加、豪華な作品に仕上がっっています。続いて2ndアルバム『Apocalyptic Love』(12年)をリリース。13年5月にはオジー・オズボーンのフェスティバル「Ozz Fest.」に参加しました。

ギタープレイの特徴

ワイルドな見た目どおりのロックンロールなリフを弾くことはもちろんですが、見た目とは裏腹に繊細かつ構築美を得意とするギターワークが特徴。ペンタトニックだけでないメロディアスなギターソロもしっかり決め、確かな技術を持ちながら決して速弾きなど、技のみに溺れることはありません。グルーヴのあるリフ・ギターソロなどトータルで魅力のあるギタリストです。

使用機材

デビュー前はBC.Richのイーグルを使用していましたが、デビューと同時にギブソン・レスポール・スタンダードを購入、以降レスポール・スタンダードがトレードマークとなりました。ステージではレスポールの他にBC.Richのモッキンバードを使用することもあります。

スラッシュの使用エフェクター一覧 – Supernice!エフェクター

シグネイチャーモデルのレスポール:Rosso Corsa

Rosso Corsa

スラッシュのシグネチャーモデルとしてギブソン、エピフォンからレスポール「Rosso Corsa」が登場しています。イタリア語で「赤」を意味するロッソの通り、深い赤の木目が印象的なルックス。ヘッドにはスラッシュのアートワークが施され、ローズウッド指板にマホガニーネック、セイモアダンカンがこの為に開発した「Seymour Duncan Slash Signature Humbucker」ピックアップを搭載。ハムバッカー2基に2ボリューム/2トーンと、オーソドックスなレスポールのスペックを踏襲しています。

ギブソン・モデルではAAAグレードのメイプルトップを採用し、重厚なルックスとなっています。

Rosso Corsaを…
Aアマゾンで探す R楽天で探す

Discography

Appetite For Destruction

Appetite For Destruction

ハードロックを代表する歴史的名盤アルバム。「シャナナナナナナナニー!」で有名な1曲目「Welcome To The Jungle」をはじめ、「Sweet Child O’ Mine」などロックンロールの生々しさを封じ込めた楽曲はどれも親しみやすいものばかりで、スラッシュとイジー・ストラドリンによるギターのコンビネーションも聞き所。

1987年リリース作品

USE YOUR ILLUSION2

USE YOUR ILLUSION2

パート1のほうは1枚目のアルバムの流れを組んだロック・チューン系の曲が目立ち、パート2の本作ではボーカルのメロディを重視したメロディアスなナンバーが中心となっています。

1991年リリース作品

AIN’T LIFE GRAND

AIN'T LIFE GRAND

ガンズを脱退したスラッシュがスネイクビットを率いてリリースした2ndアルバム。本作からシンガーにロッド・ジャクソンを迎え、ハードロックを基調としながらもメロディアスなボーカルが中心となった作品に仕上がっています。

2000年リリース作品

SLASH

SLASH

ディス・イズ・スラッシュ!と言わんばかりのタイトルの通り。スラッシュの集大成とも言えるアルバム。ブラック・アイド・ピーズの女性シンガーであるファーギーや、サウンド・ガーデンのクリス・コーネル、モーターヘッドのレミーといったそうそうたるゲストボーカルを迎えてレコーディングされた作品。ハードロックが基本ながらファンクやソウル、R&Bなど多彩な音楽生が垣間見えます。

2010年リリース作品


Slash – “Anastasia” (Live at Hellfest 2015)