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ロバート・フリップ(Robert Fripp)

ロバート・フリップ(Robert Fripp)

エレキギターを持った大学教授といった風貌ながら、へヴィ・メタルやプログレッシブ・ロックなど実験音楽の元祖でもあった70年代のバンドKing Crimsonのギタリストでリーダー、その人がロバート・フリップ(Robert Fripp)です。キングクリムゾンは、当時チャート一位の常連だったビートルズを唯一引きずり下ろしたバンドであり、へヴィなロック・テンションコード・ポリリズムなどを取り入れた実験的な音楽はサイケデリック音楽全盛だったヒッピー世代のコアな音楽ファンに受け入れられました。

キングクリムゾンのリーダーである彼は時に強権的なまでのリーダーシップを執ることがあり、キング・クリムゾンのアルバムはすべて異なるメンバーによって録音されています。ですので実質ロバート・フリップの精神世界の進化の歴史と言われたりします。


King Crimson Live at the Warfield Theatre 1995
ドラマーと同じ後段で座って弾いているのがロバート・フリップ氏

Biography

1946年5月16日 生 英ドーセット ウィンボーン・ミンスター

1968年キングクリムゾン結成。
アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』で1969年にデビュー。『レッド』(1974年)とヒットアルバムをリリースします。

キングクリムゾンの歩み

ロバート・フリップはすぐにメンバーを解雇するのでアルバムを作成するときは毎回違ったメンバーでした。有名なエマーソン・レイク&パーマーのメンバーであるレイクも初期にクリムゾンに所属しています。
マルチプレイヤー、作詞・ライブ時の照明担当、女性ボーカル、またキーボード(メロトロン)や管楽器(サックス、フルート)などロックバンドには似つかわしくないメンバーも迎え入れ、独創的・芸術的な世界観を演出しました。

その後サード・アルバム『リザード』、『アイランズ』など革新的なアルバムをリリース。再結成・再々結成・再々々々結成などを繰り返しながら現在に至ります。


King Crimson, ’21st Century Schizoid Man’ live in Hyde Park, 1969
非常に資料価値の高い1969年当時のハイドパークでのライブの模様

ギター・プレイの特徴

インプロヴィゼーションを主体とした演奏方法・シーケンサーのような機械的に正確なプレイ・変則チューニング・ギターシンセ等、展開の読めない様々なアプローチは俗に「フリップトーン」と呼ばれています。

使用機材

使用エレキギター

ギブソンフェルナンデスTOKAIなどのメーカーのレスポール・タイプのエレキギターを好んで使用していました。他にもGRのギター・シンセサイザーを使用しています。

使用ギター・アンプ

ローランドのJC-120、JOHNSON社のデジタル・ギターアンプ等を使用しています。
レコーディング時エレキギターの音をより豊かにするためあらかじめ録音したギタートラックの音をJC-120で再生しさらにその音を録音するという手法を用いていました。

使用エフェクター

コルグのA-1、A-2

Discography

In the Court of the Crimson King

In the Court of the Crimson King

全ての音楽ファンに衝撃を与えた「21世紀の精神異常者」で幕開けます。ロック・へヴィメタル・ジャズ・プログレ・フォーク等様々な音楽が渾然となったKing Crimsonの一枚目にして最高傑作。
ビートルズの「Aby Road」をチャート一位から引き摺り下ろしたといわれているアルバム。

1969年リリース作品

Lizard

Lizard

イエスのジョン・アンダーソンがゲスト参加した3枚目

1970年リリース作品

Island

Island

幽玄で静寂の世界が広がる4枚目のアルバム。クリムゾン至上最も美しいかもしれない楽曲、ジャズファンにもお薦めできる一枚。

1971年リリース作品

Red

Red

通算8枚目のアルバム。

1974年リリース作品