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ジェリー・ガルシア(Jerry Garcia)

ジェリー・ガルシア(Jerry Garcia)

ジェリー・ガルシアは70年代に活躍したアメリカのロックバンド、グレイトフル・デッド(The Grateful Dead)のギタリストです。

グレイトフル・デッドはむさ苦しい風貌とは裏腹にロック/フォーク/ジャズ/ブルーグラス/カントリー/ブルース/サイケデリックなど幅広い音楽性を持ったバンドでした。また自由と愛と平和に溢れたメッセージを送り続けた存在であり、ヒッピー・ムーヴメントの背景の中、彼らに共感する熱心なファンを拡大しました。
30年間に渡る活動の中で20枚を越えるアルバムのレコーディングを行い、歴史的な規模・驚異的な回数のコンサート・ツアーを行っています。中にはエジプト、ピラミッドの前でのコンサートなどもあります。また、コンサートでは録音も自由、そのテープを交換することもOKといった彼らのスタンスも特徴的であり、彼らもファンも非常に純粋な志を持ち温かい集団でした。特に熱心なファンは愛情を込めてデッド・ヘッズと呼ばれています。

日本では、「尊厳死」を意味するネーミングや、「ガイコツ」「バラ」といった強烈なキャラクターにより、サイケデリックなバンドとしてのイメージが先行していましたが、彼らの活動そして、送り出したメッセージによって、音楽のみならず、文化的や精神的に共感するムーブメントは、現在にも深く受け継がれています。
グループの中心人物として存在したジェリー・ガルシアは、デッドの活動と並行して幅広い創作活動を行い5枚のソロ・アルバムを制作します。彼は、デッドの精神的支柱、活動の原動力であり、彼の弾くギターの音色までもが、優しさが溢れたものでした。

しかし残念ながら1995年8月9日(53歳)でこの世界から早い旅立をすることになり、そしてその年グレイトフル・デッド自体も活動を停止します。しかし その後デッドのメンバーは、ソロ・プロジェクトの活動を行いつつ、ガルシアを除くメンバーで、「ザ・デッド」として、活動を再開しています。


Blow Away – Philadelphia 7/7/89

Biography

1942年8月1日 生 米カリフォルニア州サンフランシスコ

15歳でギターを弾き始め、20歳を迎える1962年には、ギターのボブ・ウィアー、キーボードのロン<ピッグペン>マッカーナンとブルーグラス&フォーク ミュージックのバンド Mother McCree’s Uptown Jug Championsを結成。後に1965年にベースにフィル・レッシュ、ドラムのビル・クロイツマンが参加してWarlocksとバンド名を変更。そして、そのグループが グレイトフル・デッドの前身となります。

使用エレキギター

Doug Irwin Tiger
Tiger

最も有名なのが弦楽器製作者のDoug Irwinが手がけたオリジナル・エレキギター「Tiger」。ピックアップはフロントにハム・サイズのシングルコイルを、センターとリアにハムバッカーを搭載した3ピックアップ仕様です。
その他にもギブソンSGギブソン・レスポールなどを使用していました。


Not Fade Away (Rich Stadium – Orchard Park, NY 7/4/89)

Discography

ザ・グレイトフル・デッド

ザ・グレイトフル・デッド/The Grateful Dead

Live Deadがほとんどジャムを展開したDeadのライブにをける真髄をみせた作品だったのに対し、こちらはほとんどの曲がコンパクトにまとまったもの。このアルバムはDeadが長時間にわたるジャムだけでなくカバーセンス、ソングライティングにおいても一流のバンドであったことがわかる作品。

1967年リリース作品

Anthem Of The Sun(邦題:太陽の賛歌)

Anthem Of The Sun(邦題:太陽の賛歌)/The Grateful Dead

レコーディングはライヴ音源にスタジオで音を重ね、さらにスタジオ録音曲をつなぎ合わせるという、後のザッパやキング・クリムゾンのような録音方法で行われている。アシッド的な幻惑的サウンドをうまく作りだしているのが特徴。エレクトリック期のマイルス・デイヴィスに影響を与えたと言われている重要なアルバム。

1968年リリース作品

Aoxomoxoa名盤

Aoxomoxoa/The Grateful Dead

ジャケットを含め、サイケ色が一番高いアルバムだが、初期デッドのスタジオ・アルバムとしては最高傑作といえる内容。「セント・ステファン」や「チャイナ・キャット・サンフラワー」は後のライヴでも定番レパートリーとなる代表曲。また、70年代初期を思わせるカントリー路線の曲や、奇妙なアレンジのサイケ然とした曲などバラエティに富んでいる。

1969年リリース作品

Live/Dead名盤

Live/Dead/The Grateful Dead

ライヴ・バンドとしての評価を確立していたデッドの最高の瞬間をとらえた名盤として名高い一枚。収録されている7曲のうち、過去のアルバムでの既発表曲は1曲のみで、しかもほとんどの曲が長尺曲ばかりと、当時のライヴ・アルバムとしては前代未聞だった。1曲目の「ダーク・スター」でのギター・インプロヴィゼーションは名演中の名演で必聴。

1969年リリース作品

Workingman’s Dead

Workingman's Dead/The Grateful Dead

70年6月発売の本作はデッド初のゴールド・ディスクに輝いたヒット作。前作の『ライヴ・デッド』でのインプロヴィゼーション主体の演奏から一転し、ルーツに回帰したようなフォーク、カントリー路線は当時から賛否両論で、そのあまりにもゆるい演奏には批判的な意見も多い。1曲目の「アンクル・ジョンズ・バンド」「ケイシー・ジョーンズ」などの代表曲を収録。

1970年リリース作品

American Beauty名盤

American Beauty/The Grateful Dead

前作『ワーキングマンズ・デッド』でのカントリーロック路線をさらに突き進んだ、70年発表の名作。セルフプロデュースにより前作よりもさらに厚みをもったサウンドとなっているが、焦点はあくまでも「歌」に合わせられています。メロディとコーラスワークのすばらしさはもちろん、控えめでいながら耳を奪われてしまうバッキングも絶妙。ジェリー・ガルシアによる職人的アルペジオが紡ぎだす深みのある美しい響きと、渋く滑らかな大人のスライド、そして全体を包む相変わらずの浮遊感がたまらない。

1970年リリース作品