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ビルローレンス(Bill Lawrence) のピックアップ

bill-lawrenceBill Lawrenceのギターヘッド

Bill Lawrence(ビル・ローレンス)は、世界初の「リプレイスメント用のピックアップを販売」したブランドです。創業者であるビル・ローレンスは一流のギタリストでありながら電子工学に精通しており、「ディマジオ」や「バルトリーニ」の創業者にピックアップ製作を教えたことでも知られています。現代のリプレイスメント用ピックアップの礎を築いた人物であり、ピックアップ開発で功績を残した「伝説的」な人物です。

ビルは元々、大手メーカー「ギブソン」でピックアップ開発を行っていました。初期のハムバッカー、「PAF」の生みの親である「セス・ラバー」の後任として、開発責任者を務めていました。

ギブソンを退社後、リプレイスメント(交換用)ピックアップを専門に扱うBill Lawrenceを設立します。「L-500」、「L-250」といったヒット商品を作り、「ロイ・ブキャナン」、「ヌーノ・ベッテンコート」、「ダイムバッグ・ダレル」といった世界的ギタリストが愛用していました。創業から40年近く経ちますが、今も尚根強い人気のあるピックアップブランドです。

Bill Lawrence・ピックアップの特徴

Bill Lawrenceのピックアップは名機、「L-500」をベースにしたモデルが多いです。L-500は世界で初めて「バー・ポールピース」を採用したピックアップであり、当時にしては画期的なモデルでした。ポールピースをバータイプにすることで、チョーキング時の音切れを改善するのが狙いです。

また、同じく当時にしては珍しいシングルサイズハムバッカーの「L-250」や、テレキャスター用の「L-290TL」など、L-500以外にも有名なモデルが複数存在します。どのピックアップにも言えることは、「独特の癖」を持っているということ。他ブランドにはない「唯一無二のサウンド」に、多くギタリストが虜となっています。

ちなみに今現在、本家本元である Bill Lawrence USA と、ビル・ローレンス氏が独立して立ち上げた「WILDE USA by Bill Lawrence」といった2種類のブランドが存在しています。特に WILDE は海外で高い支持を得ており、その人気は本家に勝る勢いです。

Bill Lawrenceの定番ピックアップ

L-500 RB,L-500LB

L-500 RB

Bill Lawrenceの看板製品とも呼べるL-500の現行モデルが「L-500 RB,L-500LB」です。RBが「ネック」、LBが「ブリッジ」となっています。
L-500 は「癖のあるトレブル(高音)」を持っており、非常にエッジの効いたサウンドとなっています。ゲインは比較的高いものの、クリーントーンはハムバッカーとは思えない鋭さを持っています。高音域の倍音が一般的なモデルよりも多いため、ギラギラした美しいサウンドとなる訳です。

ロー(低音)に関しては、比較的タイトです。暴れすぎない適度な重低音が魅力です。ミドル(中音)は控え気味なので、いわゆる「ドンシャリ系」のピックアップと言えるでしょう。強く歪ませて鳴らせば、聴き手の鼓膜に突き刺さるような、硬くパワフルなディストーションサウンドを鳴らすことができるでしょう。

マグネット:セラミック
抵抗値(ネック側から):8.01/8.87 kΩ
Sサウンドハウスで L-500 を探す

L-250C

L-250シリーズの現行モデルが「L-250C」であり、「アメリカンヴィンテージサウンド」を持ったシングルサイズハムバッカーです。ハムバッカーの構造とはいえゲインはかなり低く、シングルコイルピックアップのような鋭さは感じられません。
「豊かなミドル」から繰り出されるウォームなサウンドが最大の魅力なので、60年代から70年代の楽曲に使うと良いでしょう。和音(コード)の分離感が高いため、コードストロークやカッティングプレイ、アルペジオに使うとその持ち味を発揮することができます。

マグネット:アルニコ
抵抗値(ネック側から):13.12/13.13 kΩ
Sサウンドハウスで L-250C を探す

ストラトキャスター向けピックアップ

S1,S2,S3

バー・ポールピースのピックアップが有名なBill Lawrenceですが、ストラト用の「S1,S2,S3」には一般的なポールピースを採用しています。ちなみに、S1が「ブリッジ」であり、S2が「ミドル」、S3が「ネック」という配置になっています。
低音から中音にかけたエレキギターの美味しい部分が強く出るため、良い意味で「シングルコイルらしくないモデル」と言えるでしょう。

実際に音を鳴らしてみるとゲイン不足に感じますが、ハイとローにゲインが集中しているため、十分なサステインを得ることができます。全体的なサウンドはドンシャリ傾向にあるので、一味違ったシングルコイルピックアップが欲しい方は一度試してみることをオススメします。

マグネット:アルニコ
抵抗値(ネック側から):5.36l/5.55l/6.62 kΩ

L-500XLB,L-500XXLB

上記のL-500R/Lをパワーアップさせたモデルが「L-500XLB,L-500XXLB」です。ネック側が「XLB」、ブリッジ側が「XXLB」となっています。
進化後はゲイン量が上がり、ローミッドが強化されました。ギラギラとしたトレブルが薄れ、ある意味「使いやすくなった」とも言えます。荒々しいハイゲインとドスの効いた重低音が最大の魅力であり、現代ロックやメタルとの相性が抜群です。

マグネット:セラミック
抵抗値(ネック側から):12.35/17.06 kΩ

テレキャスター向けピックアップ

L-290TL

L-290TL

L-290TLは、高音域を程よく抑え、中音域が前面に出るように設計されたピックアップです。シングルコイルですが独特のクセを兼ね備えています。